うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

めでる人形使える人形

四季をめでる人形展も今日までです。
まだまだご紹介したい人形がありますが、
今日は、人形ですが本来の使用目的があった上での、
人形仕立てになっている、
遊びのある器と言っていい物をご紹介します。

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野波 実
青白磁動物水滴 4,000円


これは、普通にカンガルーの人形と思われるでしょうが、
実は、水滴(硯などに水を注ぐ注ぎ器)です。
いつも器をつくるように野波実さんが、
蹴轆轤で中空にひきだし、
つまみだした先端に目鼻や耳を付けて顔に、
手足や袋も足すというよりつまみ出す感じで仕立ています。
そのために、頭の上まで高さ6cmほどの大きさですが、
50ccほどの容積を確保していて、
背に空いた気穴を押さえながら注げば、
一滴から、望む水量をそそげ、
もちろん切れも、スパッと!
水滴としての使い勝手が先にあって、
可愛くてユーモラスな姿を、
眺める楽しみがプラスしている水滴です。


10doll651.jpg

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高松奈緒 陶箱
ねこハウス 各2,500円



こちらは、高松奈緒さんのちいさな蓋ものです。
女性の作り手らしくピアスなどの、
大切な小物を入れておくイメージで、
作り出して蓋ものに、
家仕立てた本体に、煙突や猫ちゃんを乗せて、
楽しさを演出しています。
やはり、使うための身近に置くことで、
気持ちの和む器になっています。

10doll_607.jpg
切り込みでつくった合わせのフタをあけると、
見込みは瑠璃釉が施されています。


お二人とも、どちらかというと、
使い勝手を大切にした、飽きのこない、
渋いくらいのプレーンな器を作れています。
器でも食器ではないからこそ、
使い勝手は大切にしながらも、
いつもとは違う、楽しさと遊びを加えてくれています。
このあたりが、荻窪銀花ならではの、
「四季をめでる人形」になっています。

               甘庵


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小さなおひな様が春を呼ぶ 2

今日は、小さなおひな様をご紹介する第二弾。
まずは、さかいゆきみさんの、
親指の頭ほどのやきもののおひな様です。

10doll621.jpg
さかいゆきみ
豆びな 1,050円 H3~4.5cm


石に彩色していると思われるかたも多いほど、
焼しめた素地はナチュラルな質感で、
それに合わせてマットな彩色が施されています。
飽きのこない、小さくても、
飾れば、そこに春が一足早くやってきます。

10doll635.jpg
道楽かん工房土人形
土ひな大 3,200円 H4.5cmほど


こちらは、道楽かん工房の真鍋芳生さんの土ひなです。
素焼きした素地に、胡分で下地を作り、
和絵の具で、春らしい華やいた彩色が施されています。
それでも、和絵の具の持つ穏やかさから、
「けばい」という感じは浮かびません。
むしろ、春の訪れを感じとれて、
ワクワクして気持ちも華やぎます。

10doll634.jpg
道楽かん工房土人形
土ひな中 2,500円 H3cmほど


お顔も衣裳も丁寧な仕事で、
それぞれに、可愛い籠の入っているため、
ちょっとしたスペースにそのままおくだけで、
春を呼ぶしつらえできます。
お部屋がぱっと華やぎますよ。

             甘庵


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恵比寿さま大黒さま

人形というより縁起物の、
恵比寿さまと大黒さまをご紹介します。

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祠大 4,750円

作り手は、秩父で仕事をしている三上洋史さんです。
やきもので作られた祠(ほこら)に納まると、
少し時代がかった雰囲気が盛り上がります。

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恵比寿様 8,400円 H8cm

恵比寿さまも大黒さまも、
古い日本の神様とされているのですが、
多くの説があるようで、
どちらも、長い歴史の中で庶民の信仰が混ざったり、
重なることで、江戸時代に盛んになった、
七福神めぐりとなっていったようです。
他の福の神様たちは、
インドの仏教や中国の道教の神様や高僧のようです。
そのあたりのゆるい〜神様感覚で、
縁起物やお祭りや季節を楽しむ、
日本文化らしいところですね。

10doll677.jpg
大黒様 8,400円 H7.5cm

今でいえばクリスマスや、ハローウィンや、バレンタインデーを、
暮らしの中に取り入れて楽しむと同じですね。

いいですよね〜。
縁起物ですから〜。
という、ゆる〜い感じがぼくにも十分あります。

                甘庵


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