うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

暑い時でも熱々の茶が美味い

雨が上がり蒸し暑くなってきた荻窪です。
気温が上がるとどうしても、
冷たい飲み物ばかりを口にしがちですが、
熱々のほうじ茶や番茶がけっこう美味いものです。

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久保田信一 栗虎釉猪口(カップ)2,160円 径8cmH6cm
加藤財 ポット黒なすび 12,960円 容積450cc


汗がひいいていない時には無理でも、
食後やおやつの時には熱々のお茶のほうが、
冷たい飲みものより後味がすっきりすると気がします。

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これはもしかして甘庵がそういうお年頃なのかもしれませんが、
体にも優し気がしています。
そうはいっても熱々もまた良くなさそうですが、
熱いのをふうふうして、冷ましながら飲む間が、
一気に飲んでしまうよりも良いような気がします。

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そんなイメージにぴったりな組み合わせとして、
間違いない加藤財さんのポットなすびに、
久保田信一さんの栗虎釉猪口(カップ)を取り合わせてみました。
良い感じにぴったりで、お茶の香りが漂ってきます。

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栗虎釉猪口は陶器らしい手持ちの軽さと柔らかな質感で、
熱々のお茶をいれたときに磁器やせっ器よりも、
冷めにくく手にも持ちやすいところもぴったりです。

それでいてしっかり焼いているのと、
口縁が集めて腰が薄い使い勝手の収まりで、
丈夫で扱いやすさが心強い器です。

                  甘庵


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窓辺の日差しを楽しめるガラスボール

朝から青空が見えて気持ちの良い天気の荻窪ですが、
明日はまた雨の予報になっています。
窓近くの棚には涼やかにガラスを並べているのですが、
雨や曇りのときは今ひとつの表情ですが、
今日は華やかな存在感が見えています。

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巳亦敬一 台付ボール大 メッシュグリーン 14,040円
径18.5cmH6cm


開店前での午前中のやわらかな光をかざして見るガラスも、
火が昇り明るい日差しに映えるガラスも、
火が伸びている夕刻の表情まで、
晴れた日は時間ごとに楽しませてくれます。

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ご紹介している巳亦さんの台付ボールメッシュグリーンは、
色ガラスで文様や素地の彩を組み立てて作られていて、
しかも不透明で柔らかで巳亦さんならではの造形です。

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この彩ガラスが受けた光を透かすだけでなく、
器のなかに留めるようにして仄かに明るく輝きます。
それは障子のような和の光の演出を見せてくれます。

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赤いメッシュ柄も腰から下のグリーンも、
彩の深さや、やわらかさや、煌めきが、
時間ごとにに変わる日の光で変化して、
器好きには、おかずにできそうな味わい深さがあります。

                甘庵


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楽しみが深いそばちょこ

今日ご紹介するのは光藤佐さんの白磁そばちょこ大です。
これは使える器です
白磁とありますがパッと見は灰釉に見えます。

口縁の鉄巻きが穴窯で焼かれて、
窯の中に舞う灰と合わさり、
良い感じに黄色く発色しています。

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光藤佐 白磁そばちょこ 大 3,456円
径8.5cmH6.5cm 程よく入れて150cc


そのため丈夫な磁器の素地と、
温かみのある釉調をもった仕上がりになっています。
この点が器の味わいの深さと、
美味しそうな盛り映えを生み出したいます。

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盛ってよし、持ってよし、口当たりよしの、
使い勝手の良さなども、
奥深い収まりから読みとることができて、
器好きにはとても楽しい器です。

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形は間違いなく使い回しの効く、
そばちょこ型ですので、
細かいところが光藤収まりです。
まずは外で軽くかえした口縁です。
口をつけた時のやわらかな口当たりを生に、
鉄巻きの切り替えしの収まりにもなっています。

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高台の削りも美しく唸ってしまいます。
二段構えの面取りの後の畳付き、
高台内は二重に削られアクセントになり、
畳付きの素地見せ部分の緋色の発色は、
ずっと高台を見ていたくあるほどの、
穴窯ならではの美しい窯変です。

と日常の器なのにもかかわらず、
器好きにマニアックな喜びをくれる、
なかなか楽しみが深いそばちょこです。

            甘庵


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