鶴見さんの納品書は実にシンプル。
ほとんどが、鉢、湯呑み大、5寸皿などとあるだけです。
1/4ぐらいで、八寸皿白、片口白などと、
白い土や白に仕上げたタイプの追記があるだけです。

それは、様々な釉薬を使ったり、
絵柄を描くこともないからです。
灰をかけて焼くだけなので、
土と焼きで調子や表情が変わります。

表示はシンプルなのですが、
実際は、形や色合いが違うだけでなく、
灰の溶け方や流れ方もそれぞれですし、
石のはぜ方、貝高台の見え方、
かせた土肌や、金属のような肌や、
ガラスに覆われたように灰が溶けているものと、
どれ一つとして同じ器はありません。

もし書こうとするなら、
一つずつの通し番号でもつけるしか、
ないことになりますが、
そこは、使い手との出会いにゆだねて、
相性の良い出会いを期待することにして、
簡単な表記の名前になっています。
甘庵
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鶴見宗次さんの手あとを楽しむには、
あるていと高さがある器の方が、
側面からの表情を見て取れるので、
より手あとの美しさを堪能できます。
鉢黒 3675円 φ14H7その意味でも鉢は、おすすめです。
とはいえ鉢は、小鉢から平鉢、大鉢まで、
大きさや形も様々。
鉢白 10500円 φ20H9やはり器ですから、
暮らしの中で使っていただけるものが一番。
鉢黒 10500円 φ20H10.5でもでも、「大鉢はしまうとこないから・・・」などと、
はじめから候補として除外しないでくださいね。
鉢白 10500円 W21 H8.5花器として使って飾って人を迎えたり。
水盤みたいに水を張り花や葉を浮かべたて、
涼しさを玄関先で楽しんだり。
普段は、野菜や果物を盛ってキッチンや居間においたり。
暮らしの中のいつも見えるところに、
出しておいて楽しむのも一つの使いかたです。
甘庵
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鶴見宗次さんの器は、釉薬の変わりに灰をかけて、
ひたすら焼いて溶かしています。
素地の土までが溶けて変形して、
窯を開けたら、鉢も皿も全部へたってしまい、
皿を逆さにしたようになることも、
何度も経験してきたようです。
それは、土の限界まで焼くことで、
灰と土がかみ合い、解け合って初めて見せる、
やきものの醍醐味を引き出したいからでしょう。
それで、時たま限界を超えちゃって、
痛い思いをする。
それでも、懲りてないみたいですよ。

石とたくさん噛んだ土を、
ガンガン焼けば、石も溶けてぷ〜って。
餅を焼くとほら膨らんでひび割れてくることが・・・・。
そんな感じの景色を「石はぜ」と呼ばれています。

石が表面にあれば、
ガンガン焼かれて、石も溶けプッチン。
溶ければ中からガスが出るのか、
噴火の後のようにとろけてしまっています。

灰もガンガンやかれれば、溶けれて流れて。
水飴のようになり、それも固まりガラス状になり、
流れたあとや水溜まりの姿を見せます。

焼き切った器が好きなぼくですが、
鶴見さんは、焼き切りすぎなくらい。
歩留まりを考えれば、ちょってデンジャラスな焼き方。
それでもきっと、焼き出すと血が騒いで、
半端な焼きではやめられない鶴見さんがいたりして・・・。
う〜ん、ご本人はとっても長閑なイメージの、
デンジャラスからは遠い、紳士的な人なんですけどね。
先日の電話で、ブログ読んでくださっているようで、
ちょっと、書く内容を意識しながらも、
書いてしまいました。
甘庵
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