うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

タタラ作りの器

稲垣明子さんのグレートーンや結晶釉の素地は、
ロクロで引き出すためではなく、
型用に調合された磁器土を使っています。

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ふたもの 5,000円 W10cmD8cm8.5cm

粘土屋さんが「この土でロクロ挽けるんですか?」と、
言わせてしまうくらいに、
ロクロでは成形しにくい土ですが、
仕上がりの色合いが気に入っているので、
無理して使っているそうです。

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トルコ釉貝の盃 3,000円 径4.5cmH6.5cm

稲垣さんは、この磁器土でタタラ作りもします。
そうすると、型用の土の水はけの良いという性質のために、
制作する段階でドンドンひび割れて行きます。
その土の個性を逆手にとって、
独特の表情として活かしています。

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結晶釉バターケース 5,000円W14cmD10cmH4.5cm
グレー小箱 3,800円W7cmD7cmH4.5cm
トルコ釉小箱 3,800円W6.5cmD6.5cmH3.5cm


素材を好み選択しているからこそ、
普通の作り手なら、欠点として表さない表情を、
愛すべき個性として積極的に、
取り込んで、作品として完成させる、
稲垣さんの姿勢に感心するばかりです。

                甘庵


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スクエアープレート

稲垣明子さんのプレートは、
使いやすい上に、お得感をもっていただける価格です。
定番のミニプレートから18cmや24cmプレートまで、
組み合わせや、取り合わせにも便利です。

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グレートーン・スクエアプレート 6,300円 □265cmH4

そんな稲垣さんのプレートでも、
稲垣さんらしいくお薦めなのが、
スクエアプレートです。
一回り大きくロクロ挽きした後に、
手の感覚で四方をそぎ落として、
柔らかな四方皿ができあがります。

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結晶釉スクエアプレート 4,000円 □195cm

タタラで作る四方皿とは違った、
柔らかで穏やかな曲線を残したプレートです。

丸皿とは違った気配が、
食卓や、盛りつけに違うリズムや、
表情を演出してくれます。

              甘庵


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絵柄違い色違い

器屋を初めて来年で29年目になりますが、
年を追うごとに、いっぺんに5客、6客と、
器をお求めになる方は少なくなり、
家族数までの数と言う方はほとんどです。
また、絵柄や色を変えたり、一つずつお求めになる方も、
増えてきています。

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稲垣明子さんの器をお求めになるお客さまは、
特にその傾向が強いのは、
同じ形で絵柄の違うグレートーンシリーズを楽しまれるかたや、
色違いで揃えるお客さまが多いです。

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きっちりとした、硬質な質感の仕事ですが、
色々な絵柄を描くことで、器に楽しさと、
選ぶ自由度を広げた仕事を見せてくれます。

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マグのようなパーソナルな器は、
自分の器を絵柄で認識できますし、
好みを選択できます。

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お客さまにケーキ皿でもてなす時には、
同じ大きさでも絵違いは、絵柄を楽しむおもてなしになります。

絵柄違いでも色違いでも、
不揃いと言う感じや、ばらばらになる感じはありません。
フォルムや仕事へ思いに、稲垣さんの一貫性が、
揺らがずに貫かれているからでしょう。

                 甘庵


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稲垣さんの練り込み

稲垣明子さんは、通常行われる練り込みのように、
あらかじめ計画的に文様を組み立てたり、
練り込んで作るのではなく、
二色ないし三色の、色違いの粘土を、
軽くあわせてロクロにおき、
ロクロで成形することで、
練り込まれて成形されるという、
同じ物が二度と出来ない方法です。

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練り込みボール大 4,000円 径15.5cmH7.2cm
とはいえ、色の組み合わせなど、
大まかですが、予測と計算はされていて、
それ以上に、回転して混ざり合う動きを、
素地が取り込める趣を狙っています。

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裏をかえすと色合いイメージが違います
そこに、結晶釉を中心に施すことで、
曖昧でマットな表情が、土星の輪のような、
大自然の大きさを連想する表情に仕上がります。

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もちろん稲垣さんらしい、
鋭く研がれたフォルムでこその、
魅力ある器になっています。

銀花で出会った作り手たちを、
ブログや著書でよく使ってくださっている、
YOMEさんこと大井純子さんも、
稲垣さんの練り込みをよく使ってくださっていますが、
フォーカスが甘かったように映る、
器の表情や柔らかな色合いで、
盛られた料理を映えさせていても、
強い自己主張がないので、
見過ごされるかたが多いかもしれません。
でも、使って頂けると、
その魅力の虜になる不思議な器です。

              甘庵


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藤田佳三さんの器の在庫リスト

人気の藤田佳三さんの器の在庫リストを、
HPにアップしました。

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甘庵好みの、渋目の器が中心ですが、
どれをとっても、盛りつけたときに映える、
料理好きや料理人に定評の器として、
多くの皆さんにお薦めできます。
是非ご覧になってください。

fujita546.jpg

在庫状況が変更したときには、
なるべく早めに更新しようを思っていますが、
手が回らない時もあります。
気になる器があったときには、
メール:ginka@kan-an.comや、
電話:03-3393-5091で在庫を確認してください。
ご注文は、HP内のオーダーフォームに必要事項をご記入して、
ご注文ください。

                 甘庵

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使い方のイメージがどんどん広がる

稲垣明子さんのグレートーンシリーズは、
シャープで個性的ですが、
盛りつけの邪魔をせずに料理を映えさせます。

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新鮮でオシャレなフォルムから、
色々な使い方のイメージが広がります。

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カップでも鉢でも、ソーサーとの組み合わせを、
自由に気軽に楽しめます。
使い方も、自由に楽しめる器です。

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夕方になって静かな店内で器を見ていると、
おなかが空いてきているからか、
もともと妄想好きだからか・・・・。
美味しそうな料理のイメージがドンドン広がります。

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良い器は、器自体が美味しそうでなければいけません。
そうなんです。稲垣さんの器はどれも美味しそうなんです。

               甘庵


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美しく研がれた器

稲垣明子さんの個展のサブタイトルに、
「美しく研がれた器」とぼくが入れさせて頂いています。
稲垣さんの丁寧で感性の豊かな仕事を見せてくれます。
なかでも、特にフォルムには光るものがあると思います。
シャープで鋭いながらも心和ます優しさがあります。
無駄なく研磨された珠のように思えて、
「美しく研がれた」と表現させてもらいました。

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結晶釉 ボール 13,000円 径17cm H8.5cm

とくに結晶釉の器からは、研がれた感触が、
良く伝わってきます。

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結晶釉四角小鉢 2,500円 □9.5cmH.5cm

限界までロクロ挽きあげた素地は、
研がれたような完成度で、
そこで初めて、釉薬を通常の数倍の厚みに施せます。
釉薬が溶け、ながれ、結晶化して初めてみせる、
妖艶な気配の表情が、緊張感のあるフォルムとマッチして、
気品を失うことなく、たおやかな表情を器に与えています。

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トルコ釉貝の盃 3,000円 径4.5cmH6.5cm
結晶釉シュガーポット 7,000円 径10.5cmH10cm
結晶釉ウィングラス 3,800円 径10cmH13.8cm


結晶釉は、焼き上がってみないと、
結果がわからない要素が多いのですが、
「予期された偶然」というにふさわしい、
手の込んだ仕掛けを、手間を惜しまない仕事で、
実現しています。

                   甘庵


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入荷のお知らせ

光藤佐さんの人気アイテム2種が、
入荷しましたのでお知らせいたします。
一つはYOMEさんこと大井純子さんのブログや著書から、
お問い合せが多く、最近品切れ状態が多い「黒釉八角鉢」です。

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5寸、5.5寸、6寸、6.5寸の4サイズが・・・今は揃っています。
確かに何も盛っても映えるので、
使っていただいて、追加買い足しのお客さまが多く、
ありがとうことです。

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こちらの光藤佐さん「粉引だ円鉢」も長い定番です。
粉引は画像でもその魅力的は表情がわかりにくいと思いますが、
マイナーチェンジをしながらも、
10年以上は可愛がっていただいている定番です。
こちらは使っていただくことで、陶器の美しく変わる様を、
心地よく体験していただける、甘庵超お薦めの器です。
プロユースも多いことから、器としての完成どの高さが伺われます。

和の器ですが、焼き切っている粉引なので、
バンバン使って落ち着いたあとは、
カレーでもシチューでも何でも使えますよ。

どちらの器も、使っていただければ必ず満足していただける器です。
お求め頂いたお客さまが、よく使い心地の良さを力説してくださいます。
それはもう、ぼくが買ってしまいそうなくらいに、
熱心にお話しいただける器なんです。

             甘庵

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包丁でザクザク

稲垣明子さんは、石もの(磁器)も土もの(せっ器や陶器)も、
手がける作り手です。
今日は土もののなかで、特に土っぽい温かみのある、
面取りのシリーズのお話しをさせていただきます。

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陶器やせっ器の土を調整した素地を、
ロクロで挽きだしてから、
包丁(ナイフ)みたいな道具で、
生乾きのときに、ザクザクって面をとって行きます。
ゆるゆるやっていたのでは、表情に勢いがなくなります。
思い切りよく、リズミカルに・・・。
でも、調子にのりすぎると、
向こう側がみえてしまうので、
そのあたりが、さすがな腕前です。

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面取りカップ 2,500円 径9cmH6.5cm

スピード感溢れる大きな面取りも、
小気味のよい槌目のような面取りも、
土を切ることで土の表情を起こす技を見せてくれます。

当然、釉薬をべったり施す方法ではなく、
素地を固める程度に施したり、
炭化焼成で表面を焦がしたり、
金属類で色づけをしたりと、
面取りの土味を活かす仕上げをしています。

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どれも一つずつの顔つきで並んでいますので、
手に取り、質感を掌で楽しみながら、
出会っていただきたいところです。

             甘庵

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ベーシックな器

稲垣明子さんのグレートーンの仕事は、
使いやすい素地で丁寧に作られ、
飽きのこないデザインで、
まさに、手仕事の器への入門として、
ベーシックな器としてお薦めできます。

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グレーボール 2,800円 径12.5cm H6cm

あかりにかざすと明かりが透けてくる澄んだ素地を、
確かなロクロ技で、オシャレで美しいフォルムを挽きだしています。
そこに、軽やかでオシャレな絵柄を、
象嵌で施すことで、すっきりと仕上がっています。

とはいえ、手書きであることを大切にして、
同じ絵柄も、自由におおらかに描かれることで、
一つずつの表情を持っています。

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グレーミニボール 1,800円 径9.5cm H6cm
グレーミニプレート 1,600円 径11cm


ミニプレートとカップを組み合わせたり、
プレートとボウルを組み合わせたりと、
取り合わせることで使い方を広げ、
いろいろな場面を、楽しむことができます。

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カップでもボールでも、
使い方を規制しないデザインなので、
使い方は自由、工夫を楽しめる器でもあります。

ぜひ、毎日使う器から初めてみたいただきたい。
甘庵おすすめの器です。
  
                  甘庵


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稲垣明子さんの個展がはじまりました

今日からの稲垣明子さんの作品が並んだのみて、
相変わらず真面目で多彩な仕事ぶりには感心しています。

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まず銀花にびっちりと埋まる作品の料とアイテムが多く、
象嵌で絵付けのシリーズと結晶釉のシリーズの石ものの仕事。

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面取りと練り込みの土ものの仕事。

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大部分はロクロで挽いた器の仕事ですが、
箱物などのタタラの仕事もあって。
眺めていて、飽きない種類と分量です。

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HPの会場と作品のページを、
頑張ってみましたが・・・・。
自然と画像の撮影枚数も多くなり、
どうにか、100カットを画像加工してアップしたところです。
寸法と価格は明日以降のアップになるりますが、
続いてがんばります。

気になって待てないかたは、
お気軽に寸法価格をお尋ねくださいね。
mail:ginka@kan-an.com

    甘庵


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新着の人気の器をHPにアップ中

HPの制作ソフトを変えたために、
移し替え作業などに手間取って、
書き換えが少し滞りがちでした。

このところで大方がまとまり、
同時に人気の器が新着することが続いているので、
連日頑張って新しいページを増やしたり、
更新を薦めています。

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11/15には、角掛さん鶴見さんの器を、
HPからお求めいただけるように、
在庫のラインナップをご紹介しました。

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現在、昨日到着した加藤財さんの急須とポットの在庫リストを、
HPでご覧いただけるようにダッシュで仕事しております。
楽しみにお待ちかねのお客様、
長らくお待ちどうさまでした。
あと少しで出来上がります・・・多分。
いかんせん一人で右往左往しながらなので、
先行のお仕事があると、予定が狂ってしまい、
申し訳ありません。

とはいえ、全種類が入荷した分けでもありませんし、
数には限りがありますので、
気になる方はお早めにご覧になってください。

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この後も週末に入荷する、
光藤佐さんの黒釉八角鉢と粉引の定番を、
ご紹介する予定です。
ご期待ください。

               甘庵

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使えば良さが実感できます

小野寺友子さんの造形には、
一貫した造形美があります。

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左:粉引大鉢 5,670円 径22.5H6.8cm
右:粉引大鉢 5,670円 径24.5H6cm
手前:粉引大鉢 5,670円 径22.4H7cm


鉢でも皿でも、相似形と言っていい、
揺らぎの少ない共通のフォルムを持っています。
そのために、サイズが変わっても、
画像などでは、大きさの違いや、
存在感などが伝わりにくく、残念です。

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11/9「出番の多い器」でご紹介した、
大小の浅鉢と一つだけの画像では、
区別が付かないかもしれませんね。

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形もさりげなく、衒いがなく、
シンプルで無駄のない姿です。
盛りつけをして、たくさんの出番を体験していただくと、
飽きのこない、器の魅力と、底力を、
感じ取っていただけます。

大きさも一つあると便利なサイズで、
長~く可愛がっていただける、
甘庵のお薦めの器です。

             甘庵

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小野寺さんの白磁器

小野寺友子さんの主な仕事は、
せっ器質の素地で作られています。
粉引や、炭化や、銀彩の器の素地は、
ざくっとしたせっ器質の素地です。

今回も少し来ていましたが、
その他の仕事として、
磁器の素地の仕事もします。
これがまた良いんですよ。

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白マットなます皿 2,940円 径15.5H5.3cm

穏やかなマット白い釉薬の、
どこか懐かし形のなます皿は、
スタッキング(重ね具合)も良く、
高めの高台のフォルムは食卓にリズムを生み、
平たい底から緩やかに縁が上がり、
納まり良く飾り付け出来て、
汁のある料理も盛りつけしやすい器です。

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白磁マット片口 5,670円 W19D15H7cm

すんなり立ち上がった腰から、
リブになった縁の自然で美し姿の片口です。
料理好きの小野寺さんらしく、
盛り映えのする片口鉢として、
魅力のある器です。

なます皿も片口のどちらも、
晴れからの器でも、褻(け=ふだん)の器にも、
気品をもちながらも、くだけた自由な使い方もできる、
良い器に仕上がっています。

                甘庵

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注ぐ盛る活ける

片口は、器好きにとっていくつも欲しい器の一つですよ。
小野寺友子さんの個展でもいくつか届いています。
今日は一番ベーシックな、粉引の片口をご紹介します。

ごらんのように、シンプルな形です。
ロクロで挽きだして、楕円に歪めて、
長手の片方に穴を開け、口を付けてあります。

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粉引片口 5,250円 W20D15H8cm 容積おおよそ300cc

液体を注ぐ器として使うだけでなく、
まず盛りつけるのが楽しい器です。
口があるので、盛りつけのとき、
口を左になるように方向が決まり、
左右が非対称で、これが和の好みの特徴。

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素地はせっ器質なので陶器ほどではありませんが、
粉引なので、使っていくことで、
少しずつ落ち着いた表情に変わっていきます。
なにげないようですが、バランスの良いフォルムは、
水盤仕立ての花器としても使ってみたくなります。

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呑んで、食べて、観て楽しめる。
さりげなさの中に、楽しみが一杯潜んでいる器です。

甘庵

                
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さりげない中に光るセンス

小野寺友子さんの器は、
粉引(白)や、炭化(黒)や、銀彩(グレー)といった、
いわばモノトーンの器が多く、
皿でも鉢でも、ほぼ奇をてらうことないために、
質感やディテールを体験していただかないと、
趣や量感を理解いただくのは難しと感じます。

ましてや、安直なデジカメとぼくの腕前程度では、
WEBの小いさな画像になってしまうと、
悲しいくらいになっています。
でも、頑張ってみましょう。

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粉引角鉢 2,940円 □15.5H4.5cm

今日の角鉢は、タタラ作りなので、
小野寺さんの手から生み出される形が、
表出しやすい器です。

タタラ作りというのは、
素地になる粘土をロクロで成形するのではなく、
一定の厚みの板を切ったり延ばしたりして作り、
型を使って形作ったり、
切ったり貼ったりで組み立てて形作ったりする、
作陶方法です。

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この角鉢は、簡単は型に板状の粘土を、
押し込んで型を写しとっています。
とはいえ、量産の型とは違い、
ロクロ成形よりも一つずつの顔つきに出来上がっています。

見込みと高台にある歪み止めを兼ねた、
数本の削りの溝がチャーミングです。
素材感や化粧土の濃淡で、
絵ではないのですが、見込み絵であり、
高台の景色になっています。

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手に取ったり、ディテールを見ていただくと、
小野寺さんの一件さりげないない仕事の中に、
光るセンスの良さを発見できます。

                甘庵


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小野寺さんの納品書

小野寺友子さんの納品書は、
コクヨでもなければ、アピカの複写の納品書でもありません。
無地の紙に、器の名前と点数と価格が、
ゆったりと書かれ、2/3ぐらいには、
わかりやすいスケッチも添えてあります。

こういう手書きの温か納品書を書いてくれる作り手は、
案外多くて、全部スケッチつきの野波実さんや、
本当に簡単にさらっとした鶴見宗次さんが、
わかりやすく印象的です。

小野寺さんはさらに、オマケが付いて来ています。
それは、この2枚です。

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器に、美味しそうに盛りつけをした画像が、
並んでいて、下に少しのコメントの書き込みがあります。

電話で「小野寺さん、美味しいそうで凄くいいから、
ブログで紹介したいので、データ送ってよ」
「はぁ~。私はコンピュータ持ってないんです」
「残念だな~。綺麗撮れたせっかく画像データがあるのに・・・」
「ああ~、あれはデジカメではないんです。カメラで撮った写真を並べて、
カラーコピーしたものなんです・・・・」
「なるほど・・・そっか~」
と、なんだか勝手に考えていたぼくは、
当たり前のようにデジカメや携帯電話のカメラを使いすぎてて、
新鮮な会話になりました。

なので、カラーコピーしてくれた2枚と、
デジカメで撮って画像にしてみました。
粒子は荒れますが、雰囲気は伝わってくれるかな。

「簡単な物しか出来ないんです」ていう小野寺さん。
でも、でも、器が活き活きしています。
器までご馳走になっています。
小野寺さんらしさを、少しでもお伝え出来れば嬉しいです。

                     甘庵


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飯碗と名のってますが・・・

小野寺さんの器は、カタカナ表記の方が、
本当わかりやすいし、形状からも想像つきやすいのではと、
思うことがよくあります。

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粉引飯碗 2,625円 径12.5H5.5cm

これは粉引飯碗と納品リストにはありますが、
あまり深くなく、12cmボウルと言った方が、
もしかしたら、飯碗という使い方に縛られることなく、
いろいろ使っていただけるのではないかと、
そう思っています。

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上の粉引飯碗見込み

見込みの深さもあまり深くなく、
高台も大きめで安定感のある器ですから、
小鉢につかって色々盛りつけても、
持ちやすいので鍋の取り鉢につかったり、
具だくさんの時の麺汁や、天ぷらの汁入れにも、
ちょとサラダでも、デザートでも良さそうです。

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刷毛目粉引飯碗 2,625円 径12.5H5.5cm

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上の刷毛目粉引飯碗見込み

器は使うほどに活き活きします。
名前に縛られてしまうのは、少し残念。
古くは「見立てる」心意気で、
コーディネーター風に「取り回し」で、
自由に自分らしさでいろいろ試して欲しい器です。

              甘庵

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出番の多い器

小野寺友子さんの浅鉢は、
質感やフォルムからモダンな器に見えますが、
いえいえ、実は実践で、食卓へ出番の多い器です。

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粉引浅鉢 小 2,940円 径16H5.6cm

大小の2種あります。
小は、ハンバーグでも煮物でもサラダでも、
一人ずつとりわけて盛りつける時に手頃な大きさです。
それぞれに使い頃の大きさです。

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粉引浅鉢 大 3,990円 径18.5H6cm

大は、カレーやシチューにも良い大きさで、
一緒盛りにも使いやすいですね

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粉引浅鉢大と小を重ねたところです。

この二つあると、色々こなせて、
使い回しが良い組み合わせの器になります。
でも、型抜きの器にはない、
暖かさや品格も備わっているので、
晴れの盛りつけも楽しめます。

               甘庵

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渋くて艶やかな銀彩の器

小野寺友子さんは、粉引や炭化や白マットといった、
無彩色の器が中心に仕事をしていますが、
決して色気がないわけではありません。

器のもつ気配には、
クールでいながらも、料理を引き立て、
包み込む優しさと暖かさがあります。

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銀彩舟形皿 7,350円 W33D11.7H4.7cm

銀彩の器からも、渋さのなかに、
艶やかかなところを感じ取れます。

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釉薬が厚めにかかった素地に、
上絵をすると、金属のノリがよく、
色絵の反応もよく、銀彩ならばキラキラとなるところを、
小野寺さんは、ザクザクっとした素地に、
銀彩を刷毛目を残して施すために、
ちょっと渋い表情になります。
でも、形とあいまった、リズミカルな銀彩の刷毛目が、
力強い表情のなかに、華やさと気品も含んでいます。

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銀彩片口 7,350円 W17D11H12cm

ちょっと華やかな食卓したいときには、
盛りつけに少し気合いを入れれば、
きっと、手助けしてくれる器です。

              甘庵


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久々の小野寺友子さんの器

今日から小野寺友子さんの久々の個展が始まりました。
瀬戸で制作している小野寺さんの仕事は、
粉引や炭化など、伝統的は仕事なのですが、
なんだかとってもモダンです。

そこには小野寺さんのセンス溢れる、
暮らしのエキスがいっぱい詰まっているからです。
料理好きの暮らしぶりは、余すところ無く器に反映されて、
粉引でも新しい表情が見えて、
今の暮らしの料理を自然に受け取ってくれ、
食卓を楽しむ器として活躍してくれるはずです。

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粉引5寸皿 2730円 径15.2H3.2cm
粉引6寸皿 2940円 径18.3H2.5cm
粉引7寸皿 3579円 径21.2H2.7cm
粉引8寸皿 4200円 径24.5H3.5cm


何気ないけど、一番使う皿を、
粉引仕立てで4サイズ届いています。
重ねるとこんな感じです。

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5寸皿だけ、すこし縁に高さがあり、
取り皿などにつかっても、
多少の汁があるものでも対応できます。

onodera201.jpg

6寸皿、7寸皿、8寸皿は、
画像で比べても、相似形なので、
さて、何寸皿かな?と言う感じですね。

onodera006.jpg

ざっくりして質感の土に、
さらっとして表情の化粧がけで、
盛りつける料理を選びません。
使うことで少しずつ表情が落ち着いてくるのは、
粉引らしい使う楽しみです。
身近で使う器をしてお薦めできます。

          甘庵


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二週間は早い

今日で藤田佳三さんの個展が終了しました。
金曜日から始まり、翌々火曜日まで、
間に一日お休みを挟んで実質11日間の企画展。
火曜日閉店後に片付けをして、
翌水曜日に企画展の移動、次の企画の飾り付け。
木曜日は大方お休みをいただく。

08fujita122.jpg

この2週間のサイクルなのですが、
このところ、なんだかサイクルが早く感じます。

fujita033.jpg

おかげさまで今年の藤田さんの個展も、
多くのお客様にお出かけいただけて、
地方への発送も増えて、一人でバタバタと、
橋渡しに努めております。
ありがたい忙しさです。

fujita067.jpg

藤田さんは、来年もまた新しい器を見せていただけると思います。
楽しみにしていてください。
ありがとうございました。

            甘庵


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秋日のティタイム

三連休中日の荻窪は良い天気です。
行楽や散策にぴったりの陽気ですね。
皆さんはどのようにお過ごしでしょう。

藤田佳三さんの個展も終盤になってきました。
今日は、こんな秋日よりの午後や、夕べに、
ゆったりと温かなティタイムを過ごすのに、
ぴったりのアイテムをご紹介しましょう。

08fujita153.jpg
安南カップ&ソーサー 6300円
カップ 径8.5H7.5cm ソーサー径15H2.7cm


安南の少し濁った青が、
ちょっぴりレトロで、秋色に感じます。
香り立つひとときを、くつろぎの時間にしてくれます。

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安南急須(ポット)14700円 径12H12.5cm

ポットもお揃いなら、
目にもご馳走で、なおのこと嬉しいでしょう。
たっぷりした張りのあるポットは、
持ってみると思ったより軽く、
その分無駄がないからで600ccほど入り、
ティカップ5杯分ほどの容積です。

お気に入りの茶器で過ごせば、
ノドの渇きを潤すだけのティタイムではなく、
心までしっとり、和んでいただけます。

                甘庵


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渋可愛い器たち 2

昨日の続いて、「渋可愛い」という藤田造語が生まれた、
藤田佳三さんの華のある器をご紹介します。

08fujita149.jpg
紅安南7寸鉢 15750円 径20H5.7cm
どうですか。
豪華絢爛、眉目秀麗、いいえ、
やっぱり「渋可愛い」です。

08fujita150.jpg

絞り手や安南といわれる、呉須の下絵(青い絵付け)の上に、
赤絵と緑の上絵を重ねて描いています。
華やかながらも、どこか牧歌的な、長閑さのある絵付けです。

08fujita151.jpg
鉄赤4寸小鉢 3675円 径12.5H6.5cm

こちらは、下絵の鉄の絵に、
赤絵と緑の上絵を重ねて描いています。

08fujita152.jpg

使い頃の4寸鉢で、粉引ベースですから、
バンバン使っていただけると、
粉引の下地が侘びて渋くなり、
絵付けが落ち着いて来てもっと良い器になります。

呉須で青い下絵の紅安南も、
鉄絵で茶色い下絵の鉄赤の器も、
使うことでしっとりとして来て、
愛着が湧いて来るはずです。
それこそ、渋くて可愛いがっている器。
渋可愛い器になりますね。
 
              甘庵


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