うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

セットがお得

手に入れたお客様が使ってくださるところと、
思い描いて嬉しそうに作っているように、
ぼくには思えてならないのが武井順一さんの器です。

今日ご紹介するスプーンとセットになっている器は、
まさにそうしたイメージを楽しんで作った器に思えます。

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スープカップ/スプーン 山桜 拭き漆 15,750円
Φ12.5cmW17.5ccmH6cm スプーンL15.5cm


最後のひとすくいまでスープが冷めずに、
心まで温めてくれそうなスープカップです。
シリアルやヨーグルトにもよさそうです。

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中深皿・スプーンセット 山桜 拭き漆 18,900円
W24.5cmD18.5cmH4.5cm スプーンL19.5cm


カレーやシチューなどや、豆や野菜とコトコト煮た料理なども、
似合いそうな深めの皿と使いやすいスプーンのセットです。

どちらにも言えますが、
器とスプーンの2点をそれぞれお求めいただくより、
ちょっとお得な価格設定になっています。
それもきっと、嬉しそうに使ってもらうことを、
イメージしている武井さんだからだと思います。

                   甘庵

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靴べらを見直す

慌ただしく突っ掛けるようにして履いている自分を、
武井順一さんの靴べらを見るたびに少し反省します。

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靴べら各種 ウレタン 12,600円
L57.5cm W3.5cm D3.7cm


これから出かけることへの、
意気込みを高めたり、気合いを入れて、
出かけることは大切なことだと思います。
玄関先で、気持ち凛とさせる、
多少儀式めいたことが必要かもしれませんね。

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差し込む部分と柄は厚みが反転しています

武井さんは靴べらを、いままでも良く作っています。
柄に動物や植物をあしらった、
豪華だったり、貴族的で優雅な靴べらが、
多かったのですが、
今回は、シンプルでモダンなフォルムな靴べらで、
木肌の色や質感や木目を活かした、
流れるような綺麗な稜線と面で構成されています。

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左から順に、
ケヤキ・神代ケヤキ・チーク・マホガニー・楢・山桜


仕上げも、色合いを楽しむために、
ウレタン系の仕上げをしていますが、
皮膜を作る塗装ではなく、
素地に染みこみ素地固めるものです。
もともと文化財保護などに使われ、
安全性からも間伐材で学校給食の器の仕上げなどにも、
使われた素材です。

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左から順に、
ケヤキ・神代ケヤキ・チーク・マホガニー・楢・山桜


それでも、毎日使っていると、
時間とともに、材種ごとの色合いが引き立ち、
艶やかになり、手ずれてなじんでいきます。
木だからこそもっている温かで優しい素材を、
楽しめることでしょう。

             甘庵


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木彫の楽しさ

今年の武井順一さんのDMの画像は、
とても武井さんらしさが出ていて素敵です。
DMの画像をぼくがお手伝いしてしまうことが多いのですが、
武井さんには、毎年お願いするようにしています。

アトリエの近くの自然の中だったり、
テーブルセッティングを楽しんだりと、
作り手から使い手へのメッセージとして、
ほのぼのとして、心地よいものになるからです。

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今年は、太い古材の上に、
木彫の魅力に溢れた作品が、
並んでの記念撮影のようで、
作品通しの会話や、個性の主張が聞こえて来そうです。

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キーハンガー 山桜・モミジ 拭き漆・ウレタン
12,600円


身近な場所に置いて、鍵をかけておくためのオブジェです。
出かけるときに、すっと鍵を見つけられるという、
目的だけなら、壁にフックを打てば澄むことですが、
気持ちのゆとりをもたらすのは、
木の質感を楽しめる木彫ならでは。

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蓋付き器 楢 拭き漆 25,200円

実用にキャンディ入れや菓子器に使っても、
思わず開けたくなるオブジェとして置いても、
楢の木目を挽き出している、
円やかなフルムの彫りと拭き漆は、
触れる楽しさも教えてくれます。

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杯 山桜 拭き漆 5,250円

通常は、やきものやガラスの酒器が多いことでしょう。
でも時には、木の固まりから、
手で彫り出しくりぬいた盃で、
秋の夜長を楽しむのも一興とおもわせる杯です。

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エンゼル しな・ウォールナット ウレタン
18,900円


このエンゼルは少し俯いてませんか。
副題が付いています。
「エンゼルだって落ち込むことあるさ」
です。
武井さんらしさが、にじんでいます。

それそれが、会場にならんでいます。
DMとは違う背景の中では、
またそれぞれに違った趣を見せてくれています。

                甘庵


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一足早く吹き寄せ

武井順一さんの彫りの仕事は、
抽象造形に近いものから、
そのままを写す具象の楽しむものまで、
いろいろ見せてくれます。

今日は、秋めいてきているので、
秋の気配を感じてください。

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楢葉形皿 欅 拭き漆 6,300円
W24.5cmD13cmH1.9cm


楢の葉型に彫りだした皿は、
虫食いもある侘びた姿の欅材の皿で、
菓子皿や料理の盛りつけが楽しい器です。


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栗葉形皿 欅 拭き漆 7,350円
W26cmD6.5cmH2cm


少し長い栗の葉は、
動きのある姿が美しく、
八寸皿としても使って見たくなります。


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楓葉形皿 欅 拭き漆 5,250円
W15.5cmD14cmH2cm


楓の葉だど、漆を塗った木の色なのに、
なんだか、赤や黄色が見えて来そうな気がします。

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楢葉形皿(大) 欅 拭き漆 12,600円
W28ccmD14cmH2.1cm


先の皿より、一回り大きなサイズの楢の葉型の皿です。
干菓子やクッキーなど盛って、
お茶をしたくなりますね。

丸で吹き寄せを思わせるような、
色々な葉型の皿が並ぶだけで楽しめます。

               甘庵


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作り手の遊び心

武井順一さんの個展が始まりました。
恒例になって来たために、
武井さんの彫りの仕事に触れると、
ぼくの中では、秋の訪れが感じます。

今年は、意欲的な新作も多く、
木肌に触れながら、木の器を暮らしの中に、
取り込む楽しさを教えてくれる器が並びます。

そんな器の中には、
武井さんの遊び心を見つけだすことが多くあります。
木が大好きで、作る事を楽しむ作り手遊びは、
毎日の器として使う事で、
心和み、使うことでゆとりが生まれます。

長い人気から定番になっている、
遊びのある二つの器をご紹介します。

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パン皿 1,5750円 朴・まゆみ ウレタン着色
W42cmD18cmH1.5(6)cm


バケットなどの長いパンもおけそうな楕円皿の先端に、
全方向へに強さが特徴の、
マユミの木を彫り抜いた輪が付いています。
壁に掛けることもできますが、
それよりも、動きのあるこの輪を、
ヒモなどでごまかさずに、
手間を掛けても遊んでしまうところが、
武井さんらしい仕事です。


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シュガーポット 1,5750円 朴・まゆみ 拭き漆
W7cmD9cmH9cm スプーンL12cm


木の蓋が組手で作られた丁番になっていて、
金物の丁番を使わないところも、
ティタイムの小道具にしようという、
作り手の遊び心です。
スプーンも横に置く刻みをつくり、
柄の頭で、蓋を開けないと抜けない配慮も、
心憎いところです。

どちらも、暮らしの中に無くてはならないものではありませんが、
あれば楽しくなり、使う度に作り手武井さんの、
仕掛けた遊び心に誘われてしまうところが、
世知がない世の中だからこそ、
楽しみたい遊び心のある器です。

                 甘庵


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長い器

小野寺友子さんは長い器をよく手がけます。
ロクロで作れ、収納しやすく破損しにくい事から、
作るにも使うにも円形の器が能率的ですが、
長い皿や鉢が食卓に一つ上がると、
アクセントの器になって、リズムがかわり、
食卓が華やかになります。
汎用の効く長い器を使うことを、お薦めします。

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黒マット楕円皿 6,090円
W36cmD20cmH3cm


長い器はべったりとは盛りにくく、
自然に空間がとられて、
盛りつけにもゆとりが生まれます。

とはいえ、使い慣れていない器は、
気に入って手に入れれも、
考えすぎたり、力みから出番が少なくなりがちです。
手に入れた以上は、意識して使いましょう。
はじめ使いこなせないと感じていても、
重ねて使うことで、器が教えてくれることが出てきます。

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黒マット長角鉢 5,040円
W33cmD12cmH3qcm


また、思い込みを捨てて、
ともかく色々使って見ましょう。
使い出せば以外と思っていた料理との相性が良かったり、
盛り映えしたり、洗い方や収納の工夫など、
使い勝手の良さを発見できるものです。

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飯碗2種

連休中日の荻窪は少し雲が多くて、
どこか長閑でお休みらしい街の気配です。
でも、見せに来る途中に見た環状八号線は、
行楽に向かうのか、車で一杯でした。

この連休に各地に移動されている方も多いのでしょう。
ありがたいことに荻窪銀花へも、
遠方からお出かえ頂く方いらしゃいます。
そんなお客さまは是非お声をお掛けください。
「遠方からご来店特典」開催中です。

さて、今日は小野寺友子さんの個展から、
マット白磁と粉引の2つの飯碗をご紹介します。

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磁器飯碗 2,730円
Φ13~14cmH5~5.5cm


磁器の白マット釉の飯碗です。
重くはないのですが、少しぽってりと厚みのあって
手にしたときに、安心感と温もりを感じます。

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粉引飯碗2,625円
Φ14cmH6.3cm


たっぷりと化粧したタイプと、
刷毛目をのこして下地の黒い素地が見え隠れする、
2つのタイプがあり、それぞれに魅力的です。

小野寺さんの飯椀は共通して浅めのフォルムで、
料理も盛って小鉢として愛用している方も多く、
飯碗ですが、ボウルといったほうが良い器のようです。

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銀彩の器

小野寺友子さんの仕事は、
素材感や釉調で整えながら、
渋い色合いのモノトーンの器が基本です。

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銀彩舟形皿小 5,250円
W25.5cmD9.5cmH3.5cmー


その中でも、一番華があるといえるのが、
銀彩のシリーズです。
金彩や銀彩の上絵は、
時として華やかな晴れの器を演出する方法として、
使われる事が多いのですが、
小野寺さんの銀彩は、
ざっくりしたせっ器の肌に、
釉や化粧土を同じ扱いで、
質感と色として選び使われています。

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銀彩片口鉢 6,300円
W17cmD11cmH11.5cm


また反応の早い銀彩は、使い方では、
早く侘びたり、思わぬ色になったり、
磨き上げることで色合いを戻したりと、
使い方で表情や色にも差が出てきます。

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銀彩箸おき 1,050円
W9cmD4cmH2cm


サブサブ洗う程度で、あえて変色に任せて、
何もしないでいれば、粉引とは少し違いますが、
まさに銀が錆びたいぶし銀とも言うべき、
落ち着いた侘びた色合いになっていきます。

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銀彩浅鉢 5,250円
Φ15cmH6cm


そこではじめて、モノトーンの中にも、
使い手それぞれの好みの色合いを想像できる、
水墨や書の彩りを好んだ私たち先人のDNAが、
作用しているかもしれませんね。

             甘庵

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角皿三種

小野寺友子さんはロクロの仕事でも、
手あとを残し、柔らかな表情を活かす器が多いですが、
タタラ(素地を板状にして成形する)での仕事は、
より手あとの残った、温かみのある仕事になります。

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一見何気ない角皿にも、
計算され、意図された表情をもつ皿に仕上がっています。
料理、デザート、果物などが盛り映えし、
器のコースターやプレートとしても、
質感のある存在感を発揮します。

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銀彩角皿大 4,200円 □13cmH1.2cm

使い勝手の良い大きさで、
華やかでいて、侘びた表情も兼ね備える、
銀彩の角皿です。


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銀彩角皿小 2,100円 □8.5cmH1.2cm

一回り小振りの大きさも、
あると便利な大きさで、
使用頻度の高いアイテムになります。


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黒マット角皿 1,680円 □13cmH1.2cm

銀彩と同じ素地に、黒マット釉を施してあります。
釉はあえて刷毛で施すことで、
刷毛目の表情を付けて、
手あとを残し、活かした器です。

手あとのある器の出来は、作り手のセンスが大きく左右します。
その点小野寺さんの器はセンスが光ります。
素地や釉の選択による質感とモノトーンの色彩で、
器のフォルムを活かして、
使い勝手のよい、盛り映えるする器を、
提供してくれます。

                  甘庵

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使い方のイメージが広がる器

小野寺友子さんの今回の個展では、
カップや湯呑みが少なめでしたが、
届いている、ソバチョコ型の湯のみも、
少したっぷり目のカップも、
小野寺さんらしく、形の面白みに加えて、
湯のみやカップ以外にも使ってみたくなる器に仕上がっています。

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磁器湯のみ 2.100円 Φ8cmH7.5cm

シンプルなフォルムの湯のみは、
釉下に控えめなしのぎが施されていて、
縦縞紋になっています。
デザートや小付にも使いやすそうです。

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カップ 3,150円
W14.5cmD11cmH5.6cm


素地は磁器で、少し楕円に歪められた口と、
黒釉を施されたハンドルの、
モノトーンのバランスが軽やかなカップです。
マイカップとしてカフェオレや紅茶などから、
スープや持って食べる料理まで、
イメージできるメニューが広がってきます。

小野寺さんの器は共通して、素材感を活かした、
シンプルな構成で仕上げた器です。
そこには、飲み物や料理が、
注がれて、盛られて、器としての姿が完成することを、
頭に描きながら作られているからです。
使ってはじめて活きてくる器です。

               甘庵


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使えるサンマ皿

今年はサンマが豊漁で、
肥えていて美味しいと言われていますね。
秋の味覚のサンマはやはり姿そのままで頂くのが醍醐味。

小野寺さんもサンマがお好きなようで、
器に料理が盛りつけた資料の写真にも、
サンマがよく登場します。
今回の作品にもサンマ皿が届いています。

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磁器さんま皿 3,560円
W30.5cmD10.5cmH1cm


中でもいちばん日常的なのは、この磁器のサンマ皿でしょう。
匂いが移りにくく、丈夫な素地の磁器です。
少しマットな質感の釉調の気品ある皿で、
強肴(しいざかな)や八寸の皿としてもつかえ、
オードブルなど3点盛りも映える器です。

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黒マットさんま皿 3,990円
W30.5cmD10.5cmH1cm
銀彩さんま皿 6,300円
W31cmD10.5cmH1.3cm


こちらは同形のサンマ皿ですが、
せっ器質のざっくりして土肌の素地に、
それぞれ、黒マット釉と銀彩を施した皿です。
黒マットの皿は、雅味に溢れるサンマの盛りつけになります。
銀彩の皿に盛られると、少しモダンでリッチな感じに。

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銀彩舟形皿大 7,350円
W30.5cmD12cmH4cm


この舟形皿は小野寺さんの人気定番ですが、
盛りつけ例の写真には、サンマが一匹が丸のままのっていました。
これもなかなか美味しそうです。
深みのあるこの皿は、色々使えて、
銀彩が活かされている盛り映えのする皿で、
食卓にあると、この形からアクセントになって、
華やぐテーブルセッティングになります。

サンマ皿は欲しいアイテムですが、
それ以外の季節でも使える皿であって欲しいところです。
小野寺さんのサンマ皿は、
どれもいろいろ使いたくなる皿ばかりで、
魅力ある皿で、お薦めできます。

               甘庵


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遠方からのご来店特典について

秋の大型連休が近づいてきました。
この春以降、高速1000円の効果もあって、
荻窪近辺でも、土日祭日には、
他府県のナンバープレートの車を多く見かけます。
皆さんの中にもこの連休に、
上京を予定している方もおいでかもしれませんね。

荻窪銀花は当初から、ご近所ばかりではなく、
扱っている器を求めて、
わざわざ遠方からお出かけ頂けるお客様に、
恵まれていたのですが、
ブログをはじめてから特に多くなってきました。
忙しスケジュールの中、ご来店いただき、
とても感謝しています。

そこで今回、遠方からのご来店のお客様へ
感謝を込めて特典を設けることにしました。

遠方からの(東京都以外からの)お客さまに限り、
2009年9月中は、特典のサービスを実施することにいたしました。

特典1.お買い物合計金額から5%割引させていただきます。
特典2.5000円以上のお買い物いただけた方と、
    10000円以上お買い物いただいた方に、
    それぞれに、素敵なプレゼントを差し上げます。
特典3.15000円以上お買い物いただいた方は、 
    無料発送を承ります。

ご来店いただけたときには、
ぜひ、お気軽にお声をお掛けください。

            甘庵

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なます皿

小野寺友子さんの料理は手早くて、
楽しい盛りつけで、何より美味しいという声を、
良く、周りの人から聞かれます。

その小野寺さんが、自分の器の中で、
使う頻度が高い器の一つにあげていたのが、
今日ご紹介する「白マットなます皿」です。

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白マットなます皿 2,940円 Φ15.5cmH5cm

素地は磁器ですので、
丈夫で気遣いなく使える堅牢な器です。
形は少し高めの高台が特徴ですが、
飽きのこない、使いやすいシンプルなフォルムです。

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古伊万里などの骨董好きな方には、
ソバチョコと並んでなます皿は、
親しみのある名称ですが、
はじめて耳にする方も多いかもしれませんね。

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皿と言いながら、
鉢の要素も持つ、多目的な器で、
庶民にとっては、ソバチョコと同じように、
愛用された器です。
その使い回しのきく、汎用性は、
現代の器としても、
ソバチョコ同様に活かされます。

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もちろん小野寺さん風に、
アレンジされていますので、
より日常的な器としてお薦めできます。

           甘庵


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優しい土肌

小野寺友子さんの粉引は、
侘び寂びる粉引の良さに加えて、
平成の料理が盛り映えする粉引です。

ざっくりした黒い素地のせっ器に、
柔らかく温かく感じる白化粧と、
優しい質感の釉薬でまとめられていて、
和の器でありながら、
あらゆる食材がのぼる食卓に、
溶け込み、活きてくる器です。

今日は粉引シリーズの中から、
使う頻度の高い皿をご紹介します。

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左:粉引フラット7寸皿と6寸皿の重ね
右:粉引7寸皿と6寸皿の重ね

二つのタイプの皿がそれぞれに、
7寸皿と6寸皿があり、
同サイズでもサイズ違いでも、
安定した重ね具合です。


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粉引7寸皿 3,570円 Φ21cmH3.3cm


何気ない納まりの皿ですが、
その分、汎用がきく、使いやすい皿です。

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粉引6寸皿 2,940円 Φ18cmH2.5
6寸皿も活躍の場が広く、あると便利は皿です。
鉢の下にプレートとして使うことも、
料理も器ももり立てます。


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粉引フラット7寸皿 3,570円 Φ21cmH3.3cm

ソースや汁が溜まる縁があって、
その内側の見込みは比較的平らに仕上げています。

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粉引フラット6寸皿 2,940円 Φ18.5cmH2.5
こちらも、目的で使い分けられるように、
2サイズ揃えています。

柔らかな表情の粉引ですが、
しっかり焼いてあるので、
急な汚れ方をしたりしません。

縁の化粧を押さえて素地を見せるのは、
器のアクセントになると同時に、
縁のチップのアクシデントを軽減する配慮です。
リピーターの多いシリーズなのが、
納得できる使い手に優しいディテールです。

              甘庵


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二つの黒

小野寺友子さんの器には、
二つの黒があります。

一つは、黒い釉薬を使って、
ぎりぎりに焼き切った感じの、
表面が窯変をおこして、
ほとんど金属のような表情を持つ、
黒マットのシリーズです。

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黒マット皿 5,040円 Φ22.5cmH3.3cm

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釉薬の多く含まれた金属が結晶化したり、
素地の中の長石が焼け溶けて吹き出している、
窯変の様子が楽しいめます。


もう一つの黒は、
茶がった黒になりますが、
薄く施釉して還元焼成と冷却で、
炭化させることで、
素地に含まれる鉄分を第一鉄化して、
黒い発色をさせています。

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炭化皿 5,760円 Φ23cmH2.5cm

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重みのある飽きのこない黒は、
和でも洋でも、料理を映えさせて、
使い勝手のよい器に仕上げています。


どちらの黒も、
安定して同色を狙うのではなく、
焼成による変化を計算して、
作り出すために、表情は一つずつ異なり、
魅力的なそれぞれが、
お好みで選ばれることで、
良い出会いを待っています。

            甘庵


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新しい和の器

今日は小野寺友子さんの、角鉢をご紹介します。
素地を一定の厚みに整えて板状にして、
簡単な形を使って作る、
さりげない角鉢ですが、
しっかり小野寺ワールドがあります。

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炭化角鉢 2,940円 □15cmH4cm

まずは定番の炭化角鉢。
飽きがこない、何でも盛り映えする、
素地を活かした、土っぽいところが、
なんと言っても魅力です。

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白マット角鉢 2,940円 □15.5cmH3.5cm

磁土を使った素地にマット釉の組み合わせもあった、
クールでありながら、どこかほのぼの。
この不思議さはやはり小野寺さん。

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銀彩角鉢 4,200円 □15cmH4cm

炭化の角鉢がベースで、
ほとんどが染みこんでしまうため、
銀をたっぷりを乗せて上絵した銀彩の角鉢は、
華やかなのに、侘びている。
使っていくことでの変化はオーナーしだいで、
そこでまたオリジナルを楽しめます。

09onodera712.jpg

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粉引角鉢 2,940円 □15cmH4.5cm

小野寺さんらしいぼってりとして、
土っぽい粉引は、和なのにモダン。
洋食器の良さを取り込んでいます。

それぞれの高台の画像も添付しましたが、
高台や土見せを楽しむのは和の器の醍醐味。
その当たりもしっかり満足させながらも、
新鮮さが溢れているところが、
今のぼくたちの食材と食卓にはぴったりな、
新しい和のうつわです。
               
              甘庵

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バスのアトリエ から最後の荷

小野寺友子さんの個展が今日から始まりました。
ファンの方にはおなじみのお話しですが、
小野寺さんは大型バス2台を連ねた、
住宅兼アトリエで仕事をしています。
今回の個展がこのバスのアトリエで制作した、
最後の個展になります。

釉薬や手法を見れば伝統の和の仕事なのですが、
とてもモダンでおしゃれな小野寺さんの器は、
料理を選ばず使いやすい新しい和の器として、
多くのファンに親しまれています。

少なからずバスでの暮らしや制作から、
この作風の器を生み出されたかもしれないと、
ぼくは思っています。

大渡かで、伸びやかで、ナチュラルで、
シャイで、温かい器は、
そのまま小野寺さんなのですが、
その小野寺さんが変わらず作り続けれらたのは、
バスでも暮らしがあったからのではないかと。

人気のある片口を見ながら、
小野寺さんの魅力をお伝えしてみます。

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粉引片口 5,670円
W20.5cmD14cmH10cm


粉引の片口ですが、土っぽい肌合いは、
柔らかで温かみに溢れていますが、
力強い造形を、しっかり焼かれていることで、
芯の強い器に仕上がってして、
品を失っていません。

09onodera734.jpg
黒マット釉片口 5,250円
W19cmD14.5cmH8cm


黒釉の片口も、当たり前の姿ですが、
それは、盛ってよし、注いでよしという、
片口と片口鉢の使い勝手の良さを裏付けています。
そこに、金属が結晶化して窯変を起こしている、
艶を消した黒釉は、力強い主張に満ちています。
盛りつけて時に料理を引き立たせ、
酒をいれたときには酒の煌めきが見えます。

粉引も黒釉も、伝統的は和の手法であり、
人気のある片口の和食器のアイテムです。
そこに、モダンな気配が満ちているところが、
小野寺さんらしい仕事です。

             甘庵


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使い方を楽しむ

匙と箸展も今日までとなりました。
手仕事から生まれた匙には、
全く一つのものや、一般的なスプーンではない形などあって、
手に取り見ていてとても楽しめます。

可愛い形だな・・でも何に使えるかな?
と、思うものもあれば、
これならきっと使いやすく便利かも!
とか、思い巡らすだけでも、
ワクワクしていました。

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伊藤玲 スプーン 2,100円 オニグルミ漆
L25cmW4cm


すくう部分は小さなお玉のようで柄の長い匙です
蜂蜜やシロップなど、瓶のなかからとりだすときに良さそう。


09sajihasi671.jpg
武井順一 スプーン 上:山桜漆 下:欅漆
3,990円 L21.5cmW3cm


柄の部分は武井さんらしい彫りのスプーンですが、
すくう部分が細長く、先が平らで・・・・。
こういうスプーンを見ると、なんだか美味しそうな欧風料理に、
添えて出てくるという固定観念があるようで、
パブロフの犬状態になってしまいます。

09sajihasi632.jpg
原口潔 スプーン
各2,000円 真鍮 L14.5cmW2.7cm


大きさはティスプーンですが、
ねじったり、古色が付いたり、錫が引いてあったりして、
原口さんらしい、一つずつ完結して作っているで、
骨董店に並んでいるような不思議な気配があります。
マイ匙にすると、ティタイムに広がりができるかも。

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伊藤玲 スプーン 2,200円 オニグルミ漆
L13.5cmW3.5cm


彫りがらの違う柄が印象的ですが、
使いやすく和の器との相性もなかなかです。
茶さじや箸置きにしても楽しそうです。

小さな匙が一本あるだけで、
食卓やお茶の時間を、演出てきそうな、
匙が一杯ならんでいる、匙と箸展です。

               甘庵

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新作も出来てきます

匙と箸展も長く続いている企画展です。
日常に木の匙を使う楽しみや、
量産品に比べれば、少し高めの価格になっても、
手仕事のカトラリーの魅力を知ってもらいたいという、
荻窪銀花からの提案を形にした行くことができました。

作り手たちも、勝手な要望をおもしろがってくれたり、
趣旨にご理解いただき発展させてくれたりすることで、
それぞれのファンもだんだんと増えていっています。

今年あたりは新作としてバリエーションの増える作り手が多く、
橋渡しのぼくも楽しませていただきました。

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堀口茂樹 シュガースプーン小丸
1,890円 真鍮 L13cmW2cm


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堀口茂樹 シュガースプーン長
1,890円 真鍮 L13.5cmW2cm


堀内繁樹さんは、シュガースプーンを2タイプ作ってくれました。

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武井順一
左:調理用スプーン タモ漆一回塗り
2,100円 L24cmW6.5cm
右:調理用フォーク タモ漆一回塗り
2,100 L24cmW6.5cm


武井順一さんの新作は調理用のスプーンフォークです。
漆を一回塗りで止めています。
もったいないなんて言わないでくださいね。
調理を楽しく、心を豊かにするアイテムだと思います。

使ってくださったお客様が、
買い足しに訪れてくれたり、
使い心地の良さをお話し頂くと、
作り手たちにも、橋渡しをするぼくにも、
何よりのパワーになります。
いただいたパワーから、次の匙や箸が、
生み出されて行くことでしょう。

               甘庵

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作り手違えば品変わる

手仕事で作られた匙と箸展には、
食べ物を器から口に運ぶスプーンやフォーク以外も、
並んでいますので、今日はその一部をご紹介します。

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原口潔 バターナイフ各種
各2,000円 真鍮 L15.5cmW1.5cm


原口潔さんらしい古色を付けた真鍮のバターナイフです。
すくって、伸ばす部分を見ても、
一つずつ色々な形を作くっています。
お好みやイメージに合うものありますか。

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堀口茂樹 バターナイフ 2,310円 真鍮
L16.5cmW1.6cm


同じ真鍮のバターナイフですが、
作り手が違うとイメージが違うのが楽しいです。
堀内繁樹さんは、硬質感を感じ取れる槌目が特徴で、
シンプルで綺麗な仕上がりになっています。

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伊藤玲 バターナイフ 1,500円 さくら漆
L14cmW2cm


またこちらは、伊藤玲さんのサクラに漆仕上げの、
バターナイフは、優しい質感と、
手にしたときに柔らかな使い勝手です。

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原口潔 スプーンサーバー・フォークサーバー
各3,000円 真鍮 L17cmW5.2cm


原口さんのサーバーセットは、
ぼくには、子供のころの湯豆腐とるときの、
セットみたいな懐かしさがありました。


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伊藤玲
左:サラダサーバー桜漆 一組 5,400円
L20cmW5.5cm
右:サラダサーバー桜漆 一組 7,200円
L24.5cmW6.5cm


伊藤さんのサラダサーバーは、
家庭的はサイズで、煮物にも使えそうな、
どこか身近さを感じます。

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武井順一 サラダサーバー 一組 12,600円
山桜漆 L30cmW6cm


間接の付いた武井さんらしい遊びのあって、
大きなサラダボールが似合いそうな、
ゆったりした姿です。

同じようとのものを作っても、
同じ素材でも、作り手によって、
それぞれの顔をみせてくれるが、
楽しめるのも「匙と箸展」の魅力になっています。

               甘庵


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武井順一さんの仕事

軽井沢で制作をする武井順一さんは、
生まれも育ちもという軽井沢っ子。
そんな武井さんからはどこか古き良き時代の、
レトロな気配が漂うバタ臭い仕事です。
すみません死語ですが、
旨く表現できる言葉が見あたらなくて。

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武井順一 スプーン(ティスプーンサイズ) 2,620円
山桜/欅 漆仕上げ L14.5~16cmW3.2~4cm


きっとそれは、武井さんの生まれ育ったころの軽井沢は、
欧米人たちによる避暑の街として発展していった、
独特の街の気配がまだ満ちていたからではないでしょうか。

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すくう部分が花や家と煙突や柄が花や実と楽しくなります。

アジアやアフリカの民芸品に長く携わり、
ご自分の足で集めた品々を並べて、
軽井沢に専門店も運営していながら、
世界の風潮からお眼鏡にかなう物がすくなくなり、
大好きな品々の橋渡しが薄れて行ったと感じて、
店と閉じられたそうです。

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武井順一 スプーン(デザートスプーンサイズ) 3,150円
山桜/欅 漆仕上げ L15~18.5cmW3.3~3.6cm


この転機が、若いころに仕事の選択として迷ったほどの木彫に、
もう一度取り組み出すきっかけになったそうです。
仕事ですから、ご苦労も多いのは当然ですが、
武井さんはいつも楽しそうなんです。
そこには、木に触れ、木をどう活かすと考え、
こつこつと彫ることが、
大好きなで楽しい時間を過ごしているというのが、
小さな匙一つから伝わってきます。

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花や麦やハシゴや葉だったりの柄は小さな彫刻です。

今年も9/25金から武井さんの個展があります。
匙や箸の小さなものから、
木の塊から刳りぬいた大きな鉢や、椅子まで、
木の肌を活かした、木の語りかけが聞こえてくる、
作品が一杯並びます。
そちらも、ぜひ楽しみにしておいてください。

                 甘庵


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鍛えあげられた匙

真鍮を素材としてオブジェなどを作っている原口潔さんの匙は、
時代を経てきたような、重厚な気配をもっています。


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原口潔 ティスプーン各種
1,800~2,000円 真鍮 L13.5cmW2.7cm


原口さんの納品書には「鍛金スプーン」「鍛金フォーク」などとあります。
真鍮をハンマーで、とんてんとんてんと鍛えあげて作ったという、
気持ちがから使われているのだと思います。


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原口潔 デザートフォーク各種
各2,000円 真鍮 L14.5cmW1.2cm


棒状の真鍮や板状のものを、
イメージする形状にたたいて作りあげて行く作業は、
彫刻を作りあげていく概念で生み出されているように、
ぼくには感じます。

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原口潔 フォークサーバー 3,500円 真鍮
L18.5cmW4cm


形状が出来上がった上に、
色合いや肌合いを古色をつけたように仕上げているところも、
時代を経たように鍛えあげた匙やフォークは、
原口さんらしい仕事になっています。

           甘庵


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手彫りの魅力

伊藤玲さんの彫りはシンプルで素朴ですが、
湧き出てくるようなエネルギーを感じます。

刃の後がそのままの部分も、
しっかりと文様になっているのは、
彫る勢いやパワーの姿として、
意図して残しているからです。

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伊藤玲 茶さじ 1,500円 オニグルミ漆
L9.8cmW3.5cm
お茶の時間が楽しみになりそうです


こんな小さな匙を一つ手に入れて、
茶さじにしたり、シュガースプーンにしたら、
テーブルにもエネルギーを補充できる、
お茶のひとときを楽しめそうですね。

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伊藤玲 スプーン 2,400円 オニグルミ漆
L14cmW3cm
伊藤さんらしい彫りが楽しい匙です


木地の木目を活かして、
使いやすくするために、
たっぷりの漆を数回塗り上げて、
仕上げてあります。

良くある質問なのですが、
荻窪銀花で扱う器は、
やきものでも、漆器でも、
金属でも、特別扱いをしなくても、
日常の食器として使えることを、
品質の基準にしています。

木の匙も、そのほとんどが漆仕上げをしてあるのも、
木の素地の質感を楽しんでいただきながら、
使いやすく、洗いやすいようにということで、
選らんでいます。

柔らかい(金属磨きではない)スポンジに、
中性洗剤をつけて洗ってください。
当然、しっかり濯いでください。
できれば、タオルなど柔らかい布で拭き上げてください。
しっとりとした艶が出てきます。

特別扱いではなく、思いやりがあれば十分です。
詳しくは、「うつわへの思いやり」の「漆器への思いやり」と、
参照してください。
      
                甘庵

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錆びる侘びる

ステンレスとは文字通り錆びないという意味ですが、
金や銀やパラジウムなど錆びない金属=貴金属、
というイメージばかりではないでしょうが、
工芸の世界でも、近代化のときに、
化学や工業力の発展にリンクして、
透明であること、純度が高く鮮やかな色合いであること、
また、錆びないことが、
日常の道具や器としてもてはやされていきました。

身近で使う、スプーンやフォークも、
メッキされたものから、
錆びにくいステンレスが主流になっていきました。
便利です。
デザインが美しいものの一杯あります。
でも、和の器の多いときには、
どうも今ひとつしっくり馴染みません。

09sajihasi636.jpg
堀口茂樹 ティスプーン 1,680円
真鍮 L12.5cmW2.7cm


ぼくはそれが、錆びないからだとさえ思っています。
では錆びれば良いというのではなく、
錆びて侘びて行く程度のスプーンやフォークが、
和の器には似合うかなと、そう思っています。

09sajihasi637.jpg
堀口茂樹 デザートスプーン 1,680円
真鍮 L12.5cmW2.4cm


真鍮は、堅さを持たせて、錆びにくいようにした、
銅の合金です。少し詳しく書いた「真鍮の匙」も参考にしてください。

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堀口茂樹 デザートフォーク 2,100円
真鍮 L13cmW1.3cm


また、素材としてとても、
温かみのある金属です。
堀内繁樹さんも、その良さをさりげなく引きだして、
ティスプーンとデザートフォークを作ってくれました。
一本ずつ打ち出して作った槌目を活かして、
シンプルですが、力強さも感じる和のカトラリーです。

                 甘庵

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楽しそうな彫り

武井順一さんの匙をご紹介します。
見てください。
同じようなパターンでも、
よく見ると顔つきが違います。
木取りをして、手でこつこつ彫ることもありますが、
一つずつ違う木目や材種の素地を、
それぞれの表情として活かして彫っていくからです。

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武井順一 スプーン(ディナースプーンサイズ)
4,930円 L20~21.5cmW4cm


大好きな木との語らいながら、
楽しく仕事を進めている武井さんの、
ハッピーな気持ちが、匙の一彫り一彫りに、
活き活きと映っているようです。

09sajihasi649.jpg
武井順一 スプーン(ディナースプーンサイズ)
4,930円 L20~22cmW4cm


柄に彫られた草花をモチーフにした絵柄も、
デザインされた、うねりやモールも、
木肌のもっている質感と融合した表情を見せてくれています。

彫りばかりではなく、
細部の納まりも丁寧で、
匙としての実用性や機能性も素晴らしくて、
口当たりのよい使いやすい匙として出来上がっています。

                     甘庵


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