うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

輪花安南手鉢

ガラス器や磁器に比べれば、
直接的な涼しいイメージではないのですが、
人気の藤田佳三さんの安南手も、
夏に使いたい器です。

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左:藤田佳三 安南手輪花4寸5分小鉢 3,675円
径14cm高さ4cm
右:藤田佳三 安南手輪花小鉢 3,990円
径14cm高さ6.5cm


それは、安南が中国の古い呼び方で、
今のベトナムに位置していて日本以上に暑く、
その風土で生まれたやきものということが、
どこか影響しているかも知れません。

11_cool_3311.jpg
そう高さのない4.5寸鉢も小鉢も、
フォルムには凛とした気品が漂います。


数百年も前に紹介された安南は、
異国的でいて、滲んだ染め付けが、
侘び寂びの好みにも好まれて、
愛され続けてきたのでしょう。

11_cool_3312.jpg
4.5寸鉢の輪花は少しシャープな切り込みです。

それは、現代でも古びることなく、
エスニックな香りと、
輪花という貴族的な仕事が、
盛り付けが映え、使うことで、
心をリッチにしてくれるからのようです。

11_cool_3313.jpg
小鉢の輪花はゆったりと大らかな切り込みです。

涼しさをイメージできる料理や
暑いときに食べたくなる料理を、
より涼しげに、より美味しくしてくれる、
安南手輪花の鉢です。

                甘庵



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予告"森くみ子阿波藍絞り 展"

荻窪銀花で7月8日(金)~25日(月)に開催する、
次回企画展の予告です。
森さん一人で切り回す体制になって大変なことが増えても、
そこから、まだまだ進化している森さんの仕事だからこそ、
うらぎることのない藍色に今年もかならず出会えます。

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軽々しく「本物」と言うのは、本意ではありませんが、
あまりに、「本物でない」藍が多いので、
言う必要がなかった当たり前の仕事をしているのが、
当たり前ではなくなっているので、あえて「本物」を使います。
ぼくが知っている、数少ない本物の藍です。
まずはぜひ、手にとって見てみてください。

飾布、敷布、卓布、着尺、帯地、
ストール、スカーフなどをご覧頂けます。

                 甘庵



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夏の絵柄の染付五寸鉢

今日は、涼しさを呼ぶ器展から、
山口りえさんの染付5寸鉢をご紹介します。

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山口りえ 蓮文5寸鉢 3,360円
径15.5cmH5.5cm


少しモダンデザインの高台を持つ、
ボールと言った方がイメージしやすいフォルムですが、
夏の水辺に綺麗な花を咲かせる蓮を描いた、
とっても和の絵付けの染付鉢です。

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すっとしたラインをもつモダンなフォルムの鉢です。

ただ、山口さんの絵付けは、
染付でも、鉄絵でも、イッチンでも、
伝統的な手法でも、どこか若々しいデザインになります。

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染め付けなのに、古くささがなく、
軽やかで可愛いい絵付けです。


古い器が身近な方には、
絵柄やデザインによっては、
少し抵抗があるかもしれませんが、
長くみていたり、使いだしてみると、
不思議と山口ワールドに馴染んでいってしまうのは、
山口さんの人柄にも共通する、
爽やかな風のような魅力が、
器にも反映しているのでしょう。

            甘庵



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涼しく取り合わせる

夏になると、冷たい料理やデザートが、
食卓に並ぶことが多くなります。
そんなときに多く使われるのがガラスの器ですね。

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左:荒川尚也 ソバチョコA 2,730円
径8.2cm 高さ6.5cm
右:荒川尚也 ヨーグルトカップ 3,150円
径10cm 高さ8cm


そのままのしつらえもの良いのですが、
涼感あるソーサーと組み合わせることで、
いつもよりすこしリッチな気分を楽しめます。

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涼しげな基本の組み合わせならまず磁器ですね。
左:稻垣明子 結晶釉角小皿 2,500円 □13.5cm
右:稻垣明子 グレートーンプレート 2,800円 径16cm


今日は、荒川尚也さんの人気定番の、
ソバ猪口とヨーグルトカップを、
やきもののソーサーと組み合わせてみます。

同じ猪口とカップでも、
合わせるソーサーで印象や、
イメージの広がり方が違ってきます。

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せっ器や陶器も水をくぐらせしっとりさせると、
急に涼感があふれてきます。
左:鶴見宗次 手ひねり小皿 2,100円 径13cm
右:藤田佳三 安南手輪花5寸皿 3,675円 径15.5cm


普段使っているカップやグラスとお皿で、
楽しみながら、色々な組み合わせで、
しつらえを試して見てください。
涼しさを呼んでくれる取り合わせが、
きっと発見できますよ。
匙などのカトラリーのチョイスも、
楽しみましょう。

               甘庵



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涼しさを呼ぶ器展をYouTube にアップ

開催中の「涼しさを呼ぶ器展」HPと同じ画像ですが、
スライドショウにして、YouTube にアップしました。
HPとはまたひと味違う感じで楽しみいただけます。


2011涼しさを呼ぶ器展 荻窪銀花



お楽しみください!

甘庵



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焼き〆は夏の器なんです

焼き〆と言われる、釉薬を掛けずに焼いたせっ器は、
土肌の色合いの茶っぽいイメージからか、
秋や冬の器を思う方が多いようです。

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木戸明彦 備前平向付 5客組33,800円
径16cmH5cm


もちろん、秋にも冬にも使っていただいてよいのですが、
しっとり水に濡らして使うことで、
涼しさをイメージさせる器として、
夏につかわれるのが、和の器としての、
お約束なんですよ。

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縁の薪と炭で焦げた窯変と、
見込みの藁を敷いて重ねた後の緋だすきと、
備前の見所が満載です。


路地に水を打ったり、
すだれを軒かけたり、
風鈴をさげたり、
建具を変えたりというのと同じで、
多少の効果は期待できますが、
それ以上にイメージとしての涼感で、
もてなすところが素敵ですね。

11_cool_3303.jpg
水に濡らすと、窯変がさらに活き活きして、
涼しさを呼ぶ器に変身です。


和の文化にある四季を少しでも快適に過ごす工夫を、
楽しみとしていったことが多いのですが、
焼き〆の器をしっとり濡らせて、
(甘庵のイメージとしては「清流の苔むす岩」のようなですが)
涼感溢れる器に盛りつけることで、
夏の器の代表とされています。

それに何より、焼き〆の器は、
濡らすことで表情が活き活きとして、
美しくなることです。
また、盛りつけが料理の匂いや汚れが移りにくく、
後のメンテナンスも楽になりますので、
陶器同様に、さっとでも良いので、
水をくぐらせてから、盛りつけるのを、
ぜひ、習慣にしてください。

             甘庵



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涼しげな白磁

白磁は磁器の基本になります。
素地に濁りが無く綺麗なだけではなく、
豊かなふくらみのある素地が、
甘庵個人としては好みです。

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山口りえさんの白磁は新鮮で、
今を感じられながらも、
古伊万里などに通じる、
手仕事の柔らかさが感じとれます。

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山口りえ 白磁6寸平皿 2,940円 径18.5cmH3cm

ご紹介している皿とカップ&ソーサーは、
シンプルな線文がイッチンが施されて、
白磁のなかに涼やかな陰影を投げかけています。

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縁に溶いた素地を絞り出して施された、
2本の立体的な線文がモダンでいて、和です。


6寸平皿は、器としての基本である、
使い勝手もよく、盛り映えし、
また、ガラスのボウルやカップなど、
他の器のソーサーとして、
取り合わせも楽しめる器です。

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山口りえ 白磁イッチンC&S 3,150円
カップ径7cmH5.5cm ソーサー径12.5cmH2.5cm


カップ&ソーサーは、小振りなサイズです。
コーヒーのデミタスカップや
煎茶の碗など飲み物だけではなく、
デザートやお料理も幅広く楽しめます。

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小さいC&Sですが気品があって、
しゃきっとしているフォルムです。


カップとソーサーとそれぞれに使うことで、
違う表情を見せてくれるでしょう。

すっきりしていて、静かな表情をもち、
山口さんの明るさが反映された、
爽やかな白磁の器です。

             甘庵


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安南手片口3種

荻窪銀花では今日から新し企画展の、
「涼しさを呼ぶ器 展」が始まりました。
今日も、テーマにぴったりな暑い一日になりそうです。

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ご紹介する片口3種は、
いずれも藤田佳三さんの安南手です。
安南とは今のベトナムのことです。
桃山時代に遙か遠くの地でやかれた、
中国青花とも少し違う、
今で言うエスニックな香り、
どこか南方の香りがしたのでしょう。
*いずれも酸化コバルトの下絵で、日本での染め付けと同じです。

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藤田佳三 安南手片口向付 4,725円
径14cm 高さ6.5cm


古くから、滲んだ絵付けが、
侘び寂びを好む数寄人を中心に愛されて、
今日まで作り続けられてきました。

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藤田佳三 安南手片口小鉢 4,200円
径11.5cm 高さ6.5cm


京都生まれの藤田さんのそれは、
絞り手とも呼ばれる気配を濃くうつし、
和の料理の中で磨かれた器の気品と、
現代の食卓で映える華やかさを、
兼ね備えた逸品で、高い人気のうつわです。

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藤田佳三 安南手片口小鉢(トビ口) 3,150円
径12cm 高さ5.5cm


なかでも、片口は「アシンメトリー好み」の、
和の感性に訴えかける何かがあるようで、
とくに人気のある器です。

今回の3種の片口は、注器ではなく、
いずれも、盛りつけのための器で、
低めのフォルムで、盛り映えし、
使い勝手も抜群です。

              甘庵



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涼しさを呼ぶ器 展の飾り付け

日本中が真夏日や猛暑日になったそうですが、
荻窪も、軽く30度を超えた暑い一日でした。
そんな天気にぴったりの企画展の飾り付けが、
ほぼ出来上がりました。

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夏の器としてのお約束の、
染め付けや、白磁や、安南手や、
焼き〆などのやきものとガラスなどの、
涼しさを呼ぶ器が並びました。

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クールビズの服装で涼しさを工夫するだけ無く、
高温多湿の日本で古くから意識されていた、
涼感をとりいれた器の選び方や、
しつらえをテーマにご覧いただきます。         
ご来店をお待ちしております。

11_cool_3261.jpg

涼しさを呼ぶ器 展
6月24日(金)~7月5日(火)
6/21火.22水.23木.29水はお休みです
最終日は18時までです


            甘庵
 


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非日常の美

多用多面的なソバ猪口と相反する、
使い勝手とうより、心のご馳走を、
形にしたような、貴族的な匂いさえ感じる、
野波実さんの不思議な器をご紹介します。
これもまた野波さんらしさです。

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青白磁透かし鉢 6,000円 径19cmH8cm
ご覧のように、
繊細な透かし彫りあり、
穿った穴の一部は釉で埋めるホタルもある、
優雅な姿の鉢ですが、
透かし彫りが、見込み中央にもあるため、
汁やソースなどある料理は盛れません。

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見込み中央に穿った葉の文様は、漏れる鉢ですが、
涼感あふれる器に仕立て上げられています。


会場で野波さんがお客様に、
「この器は・・・?」と問われると、
「ザルです」と第一声。
「下に皿がいりますけど・・・洗った果物など」と、
答えていますが、
こんなに直線的な使い方でなくても、
いくらでもイメージは膨らみます。

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側面からみると、青白磁のホタルが、
青い光を仄かに透かします。


たしかに、肉じゃがやサラダなどの、
お総菜を無意識に盛りつけることはできないですが、
この器には、もっと使うことを、
工夫し、創作する楽しさや、
使うことで、すこし日常から離れられる器です。
別の言い方なら、ゆとりを持つことを、
強いられる器かもしれません。

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葉は透かし彫り、実はホタル、蔓葉線ぼりで、
立体的に優雅な草実文が描かれています。


そんな器だからこその、
この器がもつ独特のある豊かさを、
非日常の美を、甘庵は感じています。

             甘庵



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ナチュラルな美しさ

野波実さんのこの湯呑みを見たときに、
思い浮かんだのが、
「ナチュラルな美しさ」でした。

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白磁ゆのみ 1,800円 径8.6cmH6.5cm

白磁の肌は、さりげなく、
飽きのこない釉調です。
それでいて気品があり、
深みのある豊かな表情を見せます。

フォルムも奇をてらうことなく、
使い勝手から自然に生まれた姿です。

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一杯のお茶がご馳走になる湯呑みです。

手にした時の掌も、
穏やかでしっとりしたものです。

口にあたりも、同様に、
滑らかでで、飲み物の味を、
邪魔することなく、
ニュートラルに味わえる、
飲み口です。

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よく見れば、やはり一つずつで、
それぞれに凛とした姿をみせます。


一見すると、無難な作りの湯呑みと、
思われそうなくらいに、
自然な仕事ですが、
実は、バランスの良いことは、
とても難しい仕事です。

その意味でも、この湯呑みは、
ナチュラルな美しさを持っています。

             甘庵



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小さな花器

野波実さんの個展の作品には、
魅力的な花器の多く並びます。
一抱えほどの大きさの壺や、
細長い筒掛け花いれや、
おにぎり大の小壺など、
種類も豊富です。

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左:マット白磁小丸花器 2,600円 径7cmH5.5cm
右:白磁小花器 2,600円 径7cmH6.3cm


そんな花入れが色々並ぶ中で、
今回は小さな花器も充実しています。

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左:マット白磁三足小花器 2,600円 径6cmH6cm
右:白磁三足小花器 2,600円 径5.2cmH7cm


小さな花器でも、
力は持っています。
身の回りで見つけた野草や、
アレンジメントで出た丈の小さな花や、
プランターのハーブでも、
ハッパだけの枝でも、
ちょっと活けると、
ほっとする和みを生み出してくれます。

11_nonami_3209.jpg
大きさを確認できるように、
後ろにDMはがきが立ててあります。


小さい分、活けるときにも、
気張らずに、さりげなく、
気軽に活ける・・・ちょと差す、
そんな感じで、草花や木々を、
より身近に感じとれるきっかけを、
生み出してくれる花器です。

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可愛い三足から、愛称はオバQです。

とはいえ、姿は小さくても、
一つの花器としてみると、
フォルムの完成度は、
大きな壺とかわることのない力の入れようは、
ディテールに至る隅々までで、
このあたりが、野波さんらしい仕事です。

               甘庵



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多面的ソバ猪口

かつての「多目的な」や、
近年の「使い回しのきく」という、
いろいろ使える器の代表に、
ソバ猪口があります。

でも、これはきっと古伊万里のソバ猪口が出来た頃から、
器は、使い方にこだわらずに使われていたと、
甘庵は考えています。

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青白磁ソバ猪口 1,800円 径9cmH5.5cm

茶道の名品からして、
「見立て」という数寄心から、
使い方を変えて楽しまれたものが多く、
それは、自然と多く人に親しまれていきました。

つまり、ソバ猪口という、
ある意味では、中途半端な形状がゆえに、
いろいろ使えるわけです。
だからといって、
ソバ猪口なら万能と言うわけには行かないのも、
他の器と変わりなく、
器に共通する、善し悪しの決め手があります。

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日常の器でありながら、
気品のある存在感をもっています。


おおざっぱに3つだけ上げると、
一番に、自分の好き嫌いです。
これは絶対です。
「私は磁器が好き」「ぼくは陶器が好き」という、
素材などのわかりやすい点から、
心情的なことまで、いろいろあり、
それが基本であって大切な点でもあります。

二番目に、良く焼けていて、美味しそうなこと。
生焼けは、汚れや、もろさにツナガリます。

三番目に、気品があること。
ものにも品性があります。
品格のあるものは、飽きず、
様々な食材を映えさせて、
晴れでも袈(け)でも、
幅広くつかえます。

11_nonami_3208.jpg
青白磁は、光や置かれた状況で、
色彩や釉調を変えてみせます。


これを一口に表現すると、
多面的な器であることです。
おおくの表情を持っていること、
その意味では、野波実さんのソバ猪口は、
一つの回答だと思っています。

青白磁は静かで品のある釉調で、
一つずつ蹴轆轤で引き出されたフォルムは、
有機的は質感をもち、様々な表情を見せながらも、
食材や飲み物を邪魔することなく、
盛り映えし、美味しさを演出してくれます。

まことに、使い勝手の良い、
多面的はソバ猪口です。

              甘庵



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飯碗と子碗

さりげない姿の中に、
どこか気品が漂うのが野波実さんの仕事です。

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左:青白磁子碗 2,000円 径10.8cmH5cm
中:青白磁めしわん 2,400円 径11.7cmH6.3cm
右:青白磁めしわん 2,400円 径12.8cmH6.6cm


ご紹介する二つの飯碗の、
子供や小食の女性のための子碗と、
一つずつの姿を大きさの飯碗も、
一点を取り上げてフォルムを見ていると、
抹茶碗のミニバンのような存在感と、
美しい稜線を持つ姿と、
面白みを見せる高台を持っています。

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高台の削りも一つずつの表情を見せます。

蹴轆轤で引き上げられた、
伸びやかなロクロ目を、
青白磁の淡い青緑の釉調が包み、
静かでいながらも、力強さを秘めています。

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凛とした姿には気品があります。

使い勝手でも、磁器の素地で、
しっかり焼かれているので、
日常使いにはもってこいの素材です。
磁器の素地はしみこみがないので、
染みやアクも気になる方には、
漂白材を使っていただけます。

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ゆったりした見込みは、使い勝手の良く、
美味しく盛り映えする器の条件です。


自分の器を持つ習慣が世界では珍しく、
それが器を見る基本学習になっていることなど、
良くお話しするのですが、
使う器次第で、器への感心や、
見極める物差しにもなるのですから、
とくに子供や若い方には、
もっとも身近な器として、
良質な飯碗を使っていただきたいと、
うつわ屋としては願っています。

その意味でもお奨めできる、
子碗と飯碗です。

             甘庵



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予告"涼しさを呼ぶ器 展"

荻窪銀花で6月24日(金)から開催する、
次回企画展の予告です。
クールビズの服装で涼しさを工夫するだけ無く、
高温多湿の日本で古くから意識されていた、
涼感をとりいれた器の選び方や、
爽快感のしつらえをテーマにして、
藤田佳三さんの安南や、
山口利枝さんの染め付けや白磁の入荷品や、
常設の作品でご覧いただきます。
ご期待ください。

甘庵

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花に優しい花留め

今日ご紹介する野波実さんの仕事は、
直に「花」に関わるものです。
「花留め」と名付けられている、
やきもので出来た針のない剣山です。

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左:白磁花留め 3,000円 径9.5cmH5cm
右:白磁花留め 3,000円 径8.5cmH5cm


甘庵は、あの針の一杯な剣山が好きではなく、
花の茎を刺すことも、
水盤などから針がたくさんみえるところも、
どうも活けられた花の美しさに反して、
興が冷めてしまうことがあります。

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左:白磁花留め 3,000円 径8.5cmH5cm
右:白磁花留め 3,000円 径9.5cmH5cm


穴のあいた花留めタイプは、昔からあるのですが、
影の道具なののか、見過ごされがちです。
野波さんの青白磁や白磁で作られた花留めは、
錆びることもなく、姿が見えても華麗です。

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隅々まで、立体的に透かし彫りされています。

大きな生け花作品など用ではないのですが、
日常のなかで、鉢などにアレンジメントするときには、
花を活けることを楽しめる道具として、
お奨めできるアイテムです。

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茎が底面の穴をぬけるように三足が、
気品のある姿にしています。


実用品として魅力的なだけではなく、
中空の形状を一つずつ削りだした文様は、
それぞれ個々に美しいく、存在感があって、
普段もオブジェとして飾りと、
透かし彫りの涼しげな姿も楽しめます。


                 甘庵


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花鉢

野波実さんの器や作品には、
「花」と言う文字が入っているものが多いんです。
花器や花生、掛け花入れなどは、
花を活ける器そのものもが多いのは、
花好きの野波さんらしさですが、
それ以外の鉢や湯呑みにも、
「花」の字が見られます。

11_nonami_3158.jpg
青白磁花鉢 3,500円
径14.5cmH5.5cm


器そのものが花をモチーフにしているためです。
ただ、甘い姿でもメルヘンでもなく、
花の持つ、人を和ませる力を、
器で、やきもので、
少しでも表現出来たらと、
そう思われていると、
甘庵は勝手に思っています。

11_nonami_3159.jpg
青白磁は受ける光で表情を変えます。
青や緑が濃く見えて青磁に近づくことも、
淡く白くなり白磁に近づくこともある釉調です。


ご紹介している「花鉢」も、
そんな「花」の器の一つです。
サイズといい、スタッキングの良い姿といい、
日常の中で使われやすい器で、
花の造形を取り入れています。

11_nonami_3157.jpg
ゆったりとしたたたずまいの鉢で、
向付としてもつかえる気品を持ちながら、
日常の惣菜からデザートまで似合う、
懐の広い器です。


古くから「輪花」という、
器の縁を削ったり変形させて、
花弁をデザインした縁取りがあります。
その延長と思っていただいてよいのですが、
縁は花弁型に少し変形させるだけで、
野波さんらしいシンプルで気品ある輪花に調えています。
そのかわり、使い手だけが楽しめる高台を花弁型に、
高台内を蕊を思い描ける削りで仕上げています。

日常の使い勝手の良さをふまえつつ、
心和む気品をもった花鉢です。

              甘庵



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ハンドル付のデザートカップ

器が届いたときに納品書が付いてきます。
これは届いた器のリストですから、
名前を価格と個数が書いてあります。

11_nonmi_3190.jpg
青白磁デザートカップ 2,600円
径11.2cmH5cm


名前の付け方には、
作り手の器の使い方などのイメージが、
反映され手いることが多いのですが、
野波実さんのネーミングは、
平均的にはさっぱりしています。
それは、自分の思いで器は作っていても、
使い手には自由なイメージで使って欲しいからのようです。

11_nonami_3175.jpg
シロップや柔らかなデザートが似合いそうです。
容積は150ccほどです。


それでいつも「へぇ~」と思ってしまう、
器の名前を見つけます。
今回の個展でのそれがご紹介している、
デザートカップです。

ティカップかと思って並べていて、
納品書との照らし合わせで、
「へぇ~」となりました。
たしかに、ハンドルで器を持って食べた方が、
食べやすいデザートってあります。

11_nonami_3176.jpg
すこし楕円になっているところが、
チャームポイントです。


といっても、これの器の場合は、
逆にお客様の自由でお茶を飲んでいただいて、
大いに結構だと思います。
器の使い方は自由で、
使い手にとって使い勝手がよければ、
どんとん使い方や、メニューと広げてもらって、
どんどん使っていただくことが、
器が活き活きとして行きます。

でも、黒蜜たっぷりの豆かんが見えてしまって、
生唾飲んでしう・・・・甘庵です。

               甘庵



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多才な大皿

野波実さんの器はさりげないのですが、
使い出すと、奥行きの深く、
使うほどに感じいって、
多くの方がファンなっていただけます。

11_nonami_2_3059.jpg
青白磁大皿 10,000円 径30cmH2cm
青白磁角箱 4,000円 □4.8cmH4.8cm
白磁角箱 4,000円 □5cmH5cm
だんご 800円 L4~4.5cmH2~2.5cm


この愛称「パイ皿」と呼んでいる大皿も、
そんな奥行きのある器の一つです。
大きい割に特別な主張がなく、
さりげなくいつも会場にあるのですが、
これ、多才な大皿なんです。

11_nonami_3141.jpg
左:青白磁大皿 10,000円 径39.5cmH1.8cm
右:白磁大皿 10,000円 径30.2cmH2cm


まず、いたって品がよく、
あらゆる素材の料理を引き立てる、
盛り映えする力を持っています。

11_nonami_3140.jpg


そして、底面が広く平らなフォルムから、
皿というよりトレイに近い使い方にも、
大きな力を発揮します。

11_nonami_3139.jpg

質感のクオリティが高い上に、
取り合わせとして引き立てる力と、
様々な質感や素材を受け取る許容力が多きく、
料理の盛りつけを越えても、
しつらえのベースとしても、
多いな力を発揮します。

11_nonami_3142.jpg
たくさんの目をたてて、高台裏まで丁寧に釉掛けしています。

といいながら、デリバリーのピザを、
箱から出して移しかえるだけで、
心を入れてくれる力のある大皿です。

               甘庵



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リバーシブル掛け花入れ

飾り付けの荷ほどきをしているときは、
うつわ屋には幸せの時間です。
新しい作品には、荷ほどきの途中なのに、
手にしてついつい手が止まって仕舞うことが多くあります。
でも、この初見が甘庵にはとても大切です。
集中力が上げて、短い時間でも、
濃密な時間で作品をしっかりとくみ取るようにしています。

11_nonami_3184.jpg
掛け花入れ 4,500円 径5.3cmH22cm

フォルム、釉調、質感、掌、ディテール・・・・。
使うことをイメージして検証・・・。
(いいえ、うつわ好き甘庵の妄想と言った方がよいかも)
かなりの点を把握できるのですが、
たまぁ~に、作り手の仕掛けに気づかずないことがあります。
今回は、ご紹介の掛け花入れの、
遊びのある仕掛けには、
う~んやられました。
全く気づきませんでした。

11_nonami_3185.jpg
同じ花入れを逆さにして活けてみました。

この掛け花入れを手にいたときに、
錆びることのある金具ではない、
本体に穿った掛ける穴の丁寧な仕事をみて、
全体のバランスから「へぇ~こっちが上なんだ~」
とつぶやくと、それを聞いていた野波さんが、
「どちらからも活けられるんです」
「はぁ~?ああ~~~!!」
ちょっと甘庵には新鮮でした。

11_nonami_3187.jpg
本体に丁寧に穿った釘穴です。
伏せて焼く目あとは、オーナーのだけの楽しみ。


この掛け花入れは、リバーシブルなんです。
つまり、上下どちらからも活けられます。
円筒の中に、竹筒の節のように仕切られています。
そのバランスが3:1だったり、4:1だったりします。
折れ釘等が入る、掛ける穴も、
上下にそれぞれに穿ってあります。

11_nonami_3188.jpg
こちらにも同様に釘穴が施されています。

茎の長いものも、短いものも、
活けやすくしたい。
縁の表情の違いや、景色で、
活けるアレンジを楽しみたい。
という、花を活けることがお好きな、
野波さんご自身の思いから生まれた、
花好きの仕掛けだと思います。

               甘庵



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シンプルですが実力のある器

野波実さんの器の特徴に、
一見すると奇をてらうことない、
シンプルな姿と表情です。

11_nonami_3170.jpg
白磁端反鉢 2,600円 径14.5cmH6.2cm

それは、無駄なく使い勝手を追求した結果です。
と同時に、器>使うものであると同時に、
そのものの持つ存在感や気品が、
飽きずに長く使えることを、
大切にして作られています。

結果として、無駄をそがれた美しいフォルムが残ります。
それは、見方によっては、
ありきたりで、見過ごしがちになりそうなくらいに、
普通の姿でもあります。

11_nonami_3168.jpg
手に持って使うにも手頃な大きさの鉢ですので、
取り鉢や具を食べながらの麺類や、かやくご飯などと、
使い方も広がる器です。


この点や器の魅力をくみ取るには、
手にとって、少し時間を掛けて眺めて頂くのが、
一つの方法です。
自然と器からの語りかけが聞こえて来るように、
料理を盛り、飲み物を注いでという、
使うイメージなどが広がってきます。

さらに良く分かるのは、
使ってみていただくことです。
いつもの料理を盛りつけるみると、
いつものような使い方をしてみると、
少しずつ見えてきます。

11_nonami_3169.jpg
飽きのこない色と形で、スタッキングが良く収納性が高く、
日常的なのに気品のある姿です。


時には、盛り方を変えて見たくなったり、
料理にアレンジを加えたくなったり、
違う料理も盛って見たくなったりと、
器は使うことで、活き活きとし、
多くを語るようになってくるものです。

ご紹介している「白磁反鉢」も、
そんなシンプルですが実力のある器です。

                甘庵



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遊び心のある箱

荻窪銀花は定休日なので、
ブログのテーマには、
開催中の野波実さんの作品から、
遊びの仕事を選らんでみました。
やきものの箱です。

11_nonami_3160.jpg
白磁引きだし 5,000円
W7.5cmL10cmH5cm


焼き物箱の多くは、
香合やふたものにみられるような、
合子(ごうす)タイプで、
身の上に蓋をかぶせる方式がほとんどです。
でも、この箱は引き出し式です。

11_nonami_3161.jpg

木工にならありそうな小引き出しです。
大切なものをしまう小引き出しとしてだけではなく、
磁器で出来ていますから、
珍味や酒盗をしのばせて、
器として使うのも楽しそうですね。
もちろん、使った後は、
食器と一緒に洗えます。

11_nonami_3162.jpg

多くの方にある焼き物の箱の、
上下に開くイメージを、
引き出して開けるという、
この少しの意外性のある仕事が、
箱をあけたたときに、
ちょっと嬉しい気分が、
心に広がります。

11_nonami_3163.jpg

野波さんらしい遊びの仕掛けがある、
楽しい小箱です。
   
             甘庵


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面取りの器

今日ご紹介する野波実さんの器は、
ロクロ挽きされてまだ柔らかいうちに、
糸で面取りをした湯呑みとコップです。

11_nonami_3172.jpg

水引きと言われるロクロ挽きしたての器は、
瑞々しく柔軟性があって、手やヘラで押すことで、
さまざまな変形などが融通が利きます。
ただ、裏返して高台を削るような作業は、
もう少し堅くなるまでできません。

11_nonami_3173.jpg
青白磁面取り湯呑み 2,000円
径8.5cmH7cm


面取りも、少し堅くなってからする方法もあります。
この場合は、堅さと粘りが出てきた素地を、
金属などの刃物やヘラような道具で削った、
シャープで硬質な後が残ります。

野波さんの選択の柔らかな素地の時には、
ヘラなどはくっついて変形してしまい削れません。
糸やワイヤーなどで削ります。

11_nonami_3174.jpg
名称は湯呑みですが色々な飲み物や、そば猪口や小付として、
料理やデザートにも使いってみたい器です。


なんでこんなお話しをするかというと、
削り出した面の質感がそれを物語るからです。
そろぞれの表情をもち、それぞれの良さがあります。

11_nonami_3166.jpg
青白磁面取りカップ 2,600円
径8.5cmH9cm


野波さんは、同じ物を作りだすより、
一つずつ挽きだした器を、
一つずつ削ることで、それぞれの個の存在を、
際だたせる方を好まれるようです。
同じ姿に揃えることよりも、
そうして生まれてくる器の表情に、
魅力を感じ、生み出したいと、
仕事をしていると思います。

11_nonami_3167.jpg
コップですから、使い方は自由です。
お好きな飲み物なら、温かくでも冷たくても幅広く楽しめます。


こういった作り方には、落とし穴があります。
自分を律するところがないと、
だらしない姿の器になってしまいがちです。
その点、柔らかで優しい人柄から、
ちょっと結び付かないくらいに、
頑固なまでの自分の芯をもっている野波さん。
生み出すもののフォルムや表情には、
柔らかな揺らぎがあっても、
芯が通っていて、気品を失うことはありません。

                甘庵


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梅花の浮き出る杯

ご紹介している梅花杯は野波実さんの新作です。
飲み物を注ぐと、梅花が浮き出ます。
酒良し、煎茶良しとイメージが吹くらんで、
器好きには使いたくなる衝動に駆られる、
魅惑的な姿でたたずんでいます。

11_nonami_3151.jpg
麦茶を入れて梅花をご覧いただいています。

野波さんの器には、
花をモチーフにしたり、
デザインに取り入れた器が、
多くあります。

11_nonami_3150.jpg
小梅盃 1,800円 径7cmH4.5cm
後ろ手注器 3,000円 径9cmH8cm 程よく入れて250cc


ロクロで挽き出したそのままの、
瑞々しい質感やフォルムを生かした、
白い釉調の青白磁や白磁の器に、
やわらかな装飾として施されています。

11_nonami_3152.jpg
少し麦茶が減っているのは、甘庵がつい一口。

作業も、ロクロ挽き後の素地の柔らかなときに、
五方にしのぎ、花弁を浮かび上がらせ、
最小限の削りの高台も花弁型に彫り、
高台内はちりめんに素地が起きて、
蕊を思わせる削りが施されています。
このあたりが、静かな青白磁の器に秘められて、
動的な、ダイナミズムな仕事です。


              甘庵

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野波実 展を YouTubeへアップしたお知らせ

野波実さんの個展会場の画像をスライドショウにして、
YouTube にアップしましたので、
以下のアドレスでご覧いただけます。
HPとはまたひと味違う感じで楽しみいただけます。

2011年 野波 実 展 荻窪銀花


お楽しみください!

             甘庵


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野波さんの素の器

毎度ながら、変なタイトルですみません。
素の器っていう言葉は・・・作りました。
子供のころに具のない麺類などで、
「素ラーメン」などと使っていたのを、
ちょっと思い出して使ってみました。

11_nonami_3135.jpg
青白磁中鉢 4,200円 径18cmH7cm

当時は乏しい感じでいったいましたが、
美味しいソバならまずは、「せいろ」で楽しみたい。
そんな感じで、素材そのまま味わう、
意味から今回は使っています。

11_nonami_3134.jpg
浅い碁笥高台で見込みは深く、量感そのままの容積です。

野波実さんは、磁器土を蹴轆轤(足で蹴るロクロ)で、
一つずつ挽きだして作る事を原則としています。
釉薬も、青白磁か白磁で、
ロクロ挽きの線やフォルムを、
そのまま感じとって頂くための選択です。

11_nonami_3136.jpg
マット白磁中鉢 4,200円 径18.4cmH6.8cm

そんな野波さんの仕事が、
一番分かりやすい「素の器」が、
ご紹介する中鉢です。

11_nonami_3137.jpg
つや消しの釉調が静かな表情を見せて、
青白磁とは違う料理のイメージが浮かびます。


衒いのない伸びやかなフォルムを、
静かな釉調の青磁と白磁が包み込んでいます。

11_nonami_3138.jpg
二つ並べると微妙な色調の違いが分かります。

シンプルな器だけに、
使い方には自由が付いてきます。
和洋中華エスニックと何でもござれ。
磁器ですので丈夫ですし、
洗い方や管理に手間も掛かりません。
バンバンハードにつかってこそ、
活き活きしてくる、素の器です。

             甘庵



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野波実さんの爽やかな個展がはじまりました

ずいぶんと早い梅雨入りと台風で、
このところ雨や曇りがちだった空模様が、
今日は心地の良い風がそよぐ天気になりました。

011_nonami_3039.jpg

今日からの企画展「野波実 心穏やかになる器 展」がはじまり、
青白磁と白磁の器で一杯になった荻窪銀花の会場も、
まるで爽やかな風がそよいでいるようです。

011_nonami_3041.jpg

磁器の素材感は涼やかでいても、
蹴轆轤で一つずつ引きだした野波さんの器には、
一つずつ違った顔つきをもっているため、
磁器にありがちな冷たさはなく、
ゆったりと料理をかかえてくれる、
やさしい表情に溢れています。

011_nonami_3045.jpg

ギリギリの窯開け後に、
今朝の飾り付けをしての開店のため、
HPアップにむけて現在奮闘中です。
ブログでの記事も今日はプロローグで、
明日以降に、濃いめでお送りさせていただきます。
ご期待ください。

                   甘庵




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企画展入れ替え作業中

昨日今日明日と銀花はお休みをいただいて、
企画展入れ替え作業中です。
5/30月までで終了した「巳亦敬一彩りガラス展」は、
山梨件都留市の「もえぎ」さんへ巡回しました。
お近くの方はぜひ直にてにとって、
巳亦さんの彩りガラスを手にとってみてください。

宮城県加美郡加美町の「藍學舎」さんへは、
「荒賀文成 穏やかな粉引 展」の巡回展を、
発送し、開催準備中です。
震災後の状況下でも、
「こんな時だからこそ、心が豊かになる見ていただきたい」
と仰って、発信を滞らせたくないという、
「藍學舎」さんの思いには頭がさがります。
10nonami016.jpg

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10nonami_050.jpg



そして、荻窪銀花では明後日から、
野波実 心穏やかになる器 展」が始まります。
6月になり、衣替えの時期です。
器も、野波さんの青白磁や白磁の、
涼しげな器で季節感を楽しんでください。


                  甘庵



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