円高になったり、株が安くなったりと、
あまりうれしくない話が聞こえてきます。
経済や生活安定の為にその職業を選ぶなどという、
人としては、まっとうなところから、
大方の作り手たちは、
ずれている・・・というか、
考えてもみなかったからこそ、
作り始めてしまったところが少なからずありそうです。

とはいえ、この数年の「売れない状況」は、
作り手たちにも、さすがに厳しく、
相当にな厳しさに浸っています。
って、ぼくなどとつきあっているからかもしれませんが・・・・。

個展はエキシビションとしての華も必要ですが、
やはり、要望のあるもの、使ってくださるもの、
売れていくものに気持ちが流れての構成は自然なこと。

でも、鶴見さんの仕事ぶりはには、いつも関心します。
失礼ながら、決っして左うちわとは言いがたいはずなのに、
個展の内容は、いつも自然体で、揺らがず「鶴見さん」。
作風も、仕事の姿勢も、作品も、
一本の道のりを、ゆっくりですが歩み続けています。
のどかで、土の暖かみを味わえる会場になっています。

大小の皿や鉢に混ざって、今年も面白い大きな花器が2点。
少しだけ体型は違いますが、兄弟のように似ています。
それにしても、不思議な形です。
でも、違和感なく、惹かれ、親しみを覚えます。

そのいい例が、お母さんについてきたお子さんたちが、
必ずといってよいほど、引き寄せられるようにそばにいき、
小さな手で、そっと触れています。
反対側が見通せる、口を覗き込んだりしています。
ぼくにはその光景が、動物に触れるところを思い浮かばせました。
やはり鶴見さんのやきものは、有機的なのでしょう。
甘庵
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