一つずつの作られたそれぞれの個性を持っていて、
使い勝手も大変良く、注ぎやすく、盛り映えもして、
色や姿が美しく、気品があり、酒の肴になる楽しさをもった器です。

左右対象ではない形の柔らかさと、
盛り映えの良さから、注ぐという本来の目的から、
範囲を広げて器として早くから人気がありました。

それに加えて近年は、お花好きのお客さまたちが、
手をかけた花や、山野草を生けるのに愛用なさってくださっていると、
伺うことが多くなりました。

涼やかな半透明で押さえた色合いでいながらも、
美しい彩りの器は、今からの季節に、
花や緑を添えて楽しむのは自然なことなのでしょう。
水と入れることで、光の集め方も変わり、
器の表情も生き生きしてくるのは、
ガラスの器の特徴です。
その点も、涼しげに水を眺める方法ですね。
甘庵
