うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

自分の湯呑みは選び放題 その1

自分の湯呑みは選び放題 その1
「自分の器」の企画展で、
多彩にそろったのは「湯呑み」でした。

作り手それぞれの個性や手法で、
それぞれの思い描く湯呑みがいろいろなのは、
作り手も同様に、ぼくらだれもが自然にもっている、
「自分の器」への物差しが、
しっかりしているからこそだと、
改めて思いました。

そこでぼくの能書きより、
まずはそれら湯呑みを見て頂くことにします。


11_mycup_2293.jpg
左:村木律夫 鉄絵湯のみ3,500円 径8.5cm H7.5cm
右:光藤佐 鉄絵ゆのみ 3,000円 径8.5cm H7.5cm


寸法表示だとそれぞれの最大部分で計るの一緒になりますが、
ほぼ円筒型でモダンに仕上げて村木さんと、
腰にかけてすぼまっている光藤さんでは、
見え方も容積も違います。

どちらも鉄絵の湯呑みですが、
村木さんの鉄絵は、線描ではなく、
大まかな全体をベタで塗ったあとに、
線ぼりすることで下地の化粧土の白線で、
鳥を描きだしています。
光藤さんは唐津の土味を活かした、
ロクロ目をそのままにして、
走る絵筆の鉄絵を描いています。

11_mycup_2296.jpg
福水敦子 ゴロンカップ 2,500円 平均径9cm H7.5cm

福水さんのゴロンカップは手ひねりです。
深みのある表情は、ろくろと違う魅力です。
陶器なので手持ちが軽く、優しい仕上げ口当たりも滑らかです。
器にあわせて描かれた呉須下絵の可憐な草文は、
作り手の人柄が重なります。

11_mycup_2297.jpg
村木律夫
左:焼〆銀彩湯呑み 7,000円 径8cm H8.7cm 
右:チョーク描銀彩湯呑み 5,000円 径7.8cm H7.8cm


どちらも、村木さん得意のチョーク描の湯呑みですが、
焼〆の湯呑みは焼〆の肌の大部分に銀彩を施した、
ちょっと贅沢な湯呑みです。
もう一方は、点文状のチョーク描の上に銀彩上絵を置いた、
これも、手間のかかった湯呑みです。
どちらも銀彩ですが、華やかさや奢りのない、
気品ある渋ハデな湯呑みです。

11_mycup_2306.jpg
新妻陽子
掻き落としカップ 各2,100円 径8cm H8cm


新妻さんが、湯呑みではなくあえてコップとしたのは、
湯呑みという名前にしばられずに、
「自分の器」として、いろいろ使って欲しいと、
願ったいるからだと思います。
その分、粉引ベースでありながらも、
堅めに焼かれて、違う飲み物に使っても、
匂いがうつりにくい、使い勝手の配慮ある、
仕上がりになっています。

ご紹介したどれをとっても、
作り手それぞれの思い描く、
いっぱい使ってもらって、
可愛がってもらえる「自分の器」が、
形になって湯呑みばかりです。

               甘庵


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