うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

荒賀文成さんの尻

今日は荒賀文成さんの器の裏返して、
尻を参考にしてお話しします。
やきもの好きにとって、
器を裏返して見たくなるのは、
見所が多いからです。

11_araga_2585.jpg
粉引汲み出し ゴマ手 1,680円
W11.5cmD10cmH6.8cm


高台は、器の善し悪しを決める大切な場所です。
ロクロの技が冴えていても、
高台削りがまずいと、
品をかいたり、力がなかったり、
器のフォルムをまとめ上げるのが、
高台削りと言っても過言ではありません。

11_araga_2583.jpg
長石釉底平鉢 2,730円
W15.5cmD15cmH4.5cm


この高台の原始的なスタイルが、
ロクロで挽きだしたあとに、
糸で切り離しただけのもので、
これが糸尻と言われ、
器の底の部分のことを言い、
高台の別名だったりします。

11_araga_2584.jpg
粉引ツバ皿 5寸 2,100円
径16cmH4cm


このシンプルな高台でありながら、
気位と品性をもとめられるのが、
茶道の茶入れです。

11_araga_2586.jpg
長石粉引柿のへた飯碗 2,730円
W14.5cmD13.8cmH6.7cm


その後、高台は釉掛けの時に持ち手としてや、
焼成中の歪みを押さえる役目をなし、
器の造形にとっても大切な部位となり、
様々な形状や特徴を持つ高台が、
発展していきました。

11_araga_2587.jpg
粉引片口 6,300円
容積は180~200ccほどです


器を返して、尻、高台を鑑賞するのは、
作り手の技量や品性を見極めるのに、
大切な方法です。
器好きの入り口です。
お試しあれ。

              甘庵



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