うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

中は渦、外は縦縞

巳亦敬一さんのガラス器を、
手に取ってじっと見ていると、
複雑な仕事をしていることが、
素人ながらも見えて来て、
嬉しくなるのも、
巳亦さんファンを増やしている、
一因かもしれません。

11_mimata_2976.jpg
ボール石玉 中 13,650円 単品
径19.8cmH6.3cm


今日ご紹介する、白濁した素地のガラスに、
落ち着いたモスグリーンの文様が、
施された径が20cmほどのボールも、
そんな一つです。

11_mimata_3018.jpg
外側は、緑の縦縞紋が施されています。

この渋目の表情のこのボールは、
見込みには緑の渦文が入っていますが、
外側は、緑の縦縞文になっています。
ガラスですから、光を透かしてみれば、
縦横の格子に見えます。

11_mimata_2977.jpg
内側には、緑の渦文がゆったりと施されています。

ひとつのボールを作り出すときに、
素地の色を作り出し、
渦文をいれる作業と、
縦縞をいれる作業と、
二重三重の手間を加えながら、
作っているという、
分かりやすい例になっています。

11_mimata_3013.jpg
光に透かしてみれば、格子柄になります。

そして、透明なガラスに渦と縦をいれて、
分かりやすくしてしまうのではなく、
全体に渋く落ち着いた色調のボールに、
さらっと仕込んでしまうところも、
巳亦さんらしさです。

それは、ボールに料理を盛って使うことが、
まず初めにあるからです。
料理を映えさせたその上で、
使い手には、器を楽しめる、
にくい仕掛けを施しているボールです。

               甘庵



ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 雑貨ブログ キッチン雑貨へ
にほんブログ村

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://utuwaya.blog74.fc2.com/tb.php/2024-2b8bab8e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad