うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

リバーシブル掛け花入れ

飾り付けの荷ほどきをしているときは、
うつわ屋には幸せの時間です。
新しい作品には、荷ほどきの途中なのに、
手にしてついつい手が止まって仕舞うことが多くあります。
でも、この初見が甘庵にはとても大切です。
集中力が上げて、短い時間でも、
濃密な時間で作品をしっかりとくみ取るようにしています。

11_nonami_3184.jpg
掛け花入れ 4,500円 径5.3cmH22cm

フォルム、釉調、質感、掌、ディテール・・・・。
使うことをイメージして検証・・・。
(いいえ、うつわ好き甘庵の妄想と言った方がよいかも)
かなりの点を把握できるのですが、
たまぁ~に、作り手の仕掛けに気づかずないことがあります。
今回は、ご紹介の掛け花入れの、
遊びのある仕掛けには、
う~んやられました。
全く気づきませんでした。

11_nonami_3185.jpg
同じ花入れを逆さにして活けてみました。

この掛け花入れを手にいたときに、
錆びることのある金具ではない、
本体に穿った掛ける穴の丁寧な仕事をみて、
全体のバランスから「へぇ~こっちが上なんだ~」
とつぶやくと、それを聞いていた野波さんが、
「どちらからも活けられるんです」
「はぁ~?ああ~~~!!」
ちょっと甘庵には新鮮でした。

11_nonami_3187.jpg
本体に丁寧に穿った釘穴です。
伏せて焼く目あとは、オーナーのだけの楽しみ。


この掛け花入れは、リバーシブルなんです。
つまり、上下どちらからも活けられます。
円筒の中に、竹筒の節のように仕切られています。
そのバランスが3:1だったり、4:1だったりします。
折れ釘等が入る、掛ける穴も、
上下にそれぞれに穿ってあります。

11_nonami_3188.jpg
こちらにも同様に釘穴が施されています。

茎の長いものも、短いものも、
活けやすくしたい。
縁の表情の違いや、景色で、
活けるアレンジを楽しみたい。
という、花を活けることがお好きな、
野波さんご自身の思いから生まれた、
花好きの仕掛けだと思います。

               甘庵



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