うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

多面的ソバ猪口

かつての「多目的な」や、
近年の「使い回しのきく」という、
いろいろ使える器の代表に、
ソバ猪口があります。

でも、これはきっと古伊万里のソバ猪口が出来た頃から、
器は、使い方にこだわらずに使われていたと、
甘庵は考えています。

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青白磁ソバ猪口 1,800円 径9cmH5.5cm

茶道の名品からして、
「見立て」という数寄心から、
使い方を変えて楽しまれたものが多く、
それは、自然と多く人に親しまれていきました。

つまり、ソバ猪口という、
ある意味では、中途半端な形状がゆえに、
いろいろ使えるわけです。
だからといって、
ソバ猪口なら万能と言うわけには行かないのも、
他の器と変わりなく、
器に共通する、善し悪しの決め手があります。

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日常の器でありながら、
気品のある存在感をもっています。


おおざっぱに3つだけ上げると、
一番に、自分の好き嫌いです。
これは絶対です。
「私は磁器が好き」「ぼくは陶器が好き」という、
素材などのわかりやすい点から、
心情的なことまで、いろいろあり、
それが基本であって大切な点でもあります。

二番目に、良く焼けていて、美味しそうなこと。
生焼けは、汚れや、もろさにツナガリます。

三番目に、気品があること。
ものにも品性があります。
品格のあるものは、飽きず、
様々な食材を映えさせて、
晴れでも袈(け)でも、
幅広くつかえます。

11_nonami_3208.jpg
青白磁は、光や置かれた状況で、
色彩や釉調を変えてみせます。


これを一口に表現すると、
多面的な器であることです。
おおくの表情を持っていること、
その意味では、野波実さんのソバ猪口は、
一つの回答だと思っています。

青白磁は静かで品のある釉調で、
一つずつ蹴轆轤で引き出されたフォルムは、
有機的は質感をもち、様々な表情を見せながらも、
食材や飲み物を邪魔することなく、
盛り映えし、美味しさを演出してくれます。

まことに、使い勝手の良い、
多面的はソバ猪口です。

              甘庵



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