うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

非日常の美

多用多面的なソバ猪口と相反する、
使い勝手とうより、心のご馳走を、
形にしたような、貴族的な匂いさえ感じる、
野波実さんの不思議な器をご紹介します。
これもまた野波さんらしさです。

11_nonami_3214.jpg
青白磁透かし鉢 6,000円 径19cmH8cm
ご覧のように、
繊細な透かし彫りあり、
穿った穴の一部は釉で埋めるホタルもある、
優雅な姿の鉢ですが、
透かし彫りが、見込み中央にもあるため、
汁やソースなどある料理は盛れません。

11_nonami_3215.jpg
見込み中央に穿った葉の文様は、漏れる鉢ですが、
涼感あふれる器に仕立て上げられています。


会場で野波さんがお客様に、
「この器は・・・?」と問われると、
「ザルです」と第一声。
「下に皿がいりますけど・・・洗った果物など」と、
答えていますが、
こんなに直線的な使い方でなくても、
いくらでもイメージは膨らみます。

11_nonami_3216.jpg
側面からみると、青白磁のホタルが、
青い光を仄かに透かします。


たしかに、肉じゃがやサラダなどの、
お総菜を無意識に盛りつけることはできないですが、
この器には、もっと使うことを、
工夫し、創作する楽しさや、
使うことで、すこし日常から離れられる器です。
別の言い方なら、ゆとりを持つことを、
強いられる器かもしれません。

11_nonami_3217.jpg
葉は透かし彫り、実はホタル、蔓葉線ぼりで、
立体的に優雅な草実文が描かれています。


そんな器だからこその、
この器がもつ独特のある豊かさを、
非日常の美を、甘庵は感じています。

             甘庵



ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 雑貨ブログ キッチン雑貨へ
にほんブログ村

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://utuwaya.blog74.fc2.com/tb.php/2046-2d087549
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad