ところが、さりげなくて当たり前のために、
作品群としてみたときに構成のうまさとして、
器好きには見応えのある、わくわくする体験として、
感じてしまうだけで、ついつい見過ごしがちです。
そこが、上手いところなのですけどね。
板状にした粘土を簡単な型をつかって、
成形する技をタタラ作りと言います。
この方法だと、数学的にいう回転体になるロクロとは、
ひと味違った器が出来ます。

ところが、この方法、ロクロ技を覚えなくても、
制作が可能なために、陶芸教室などでも、
安易に皿などを作る方法として、よく使われます。
確かに、ロクロの制作の失敗や、
重いことなどを楽にクリアできますが、
決して簡単とは言い難く、とても奥が深い技でもあります。
分かりやすい比較でいうなら、
ぱっと見たときに制作方法が分からないというか、
そのことに引っかかりを覚えないんです。
そこに「素敵な器がある」がはじめに感じることになる。
そんな器がやきもののプロの作り出す器ですね。
まぁー、ロクロも同じですけどね。
画像の中では上の列の4種類の大小の鉢とスープカップだけが、
ロクロで作られていて、残りは全てタタラ作りです。
そう言われないと、気にも留めないことですよね。
それで良いんです。
器は作り方でも、作り手の有名無名でも、価格でもなく、
自分のとって使いやすく、美味しそうな器が、
使いたくなる好きな器が、良い器なんですよ。
甘庵
皆様のクリックは励みになります。
人気blogランキングへ
にほんブログ村 美術ブログ
bloog.jp へ
ご協力ありがとうございます。
