うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

はじめての自分の器

荻窪銀花で開催中の自分の器展は、
幼いときから自分の器を持っている、
ぼくたちの器環境ですが、
世界の中では特別な習慣です。
でも、この習慣がぼくたちを器好きの国民として、
工芸への理解と底辺の広さを、
培ってきた大切なことだと思っています。

12_mycup_0699.jpg
藤田佳三 安南手飯碗 3,675円
径12cmH6.3cm


多くの人がはじめて持つ自分の器が、
飯碗、ご飯茶碗だと思います。
子供のころはキャラクターや絵柄で、
選らんでいたものが、
年とともに、形や口の形状といった姿や、
色合いや釉調や、
磁器やせっ器や陶器という素材と、
自分の好みがはっきりしてきます。

12_mycup_0691.jpg
山口りえ 鉄絵飯椀小 2,100円
径12cmH5.6cm


飯碗はもう一つ、世界の中では特異な、
ぼくらの食習慣やマナーの根本動作になっています。
「お茶碗は左手に、お箸は右手に」と、
器を手にもって食事することを躾けられます。
さらに、器に直接口をつけて食べます。
この器と手に持つこと、口をつけることは、
液体と飲む、カップやグラス以外では、
ほとんどの国でマナー違反や、
見苦しい姿とされてしまいます。

12_mycup_0660.jpg
左:中條正康 色絵飯碗大 4,500円
径11.5cmH6.5cm
右:中條正康 色絵飯碗小 3,500円
径10.8cmH5.4cm


ぼくらにとっては、
躾けられた、美しい食事の姿が、
世界の中でマナーとして通じないのは、
とても不思議なことですが、
住空間と箸で食事とすることが、
要因としてあるのかもしれません。

12_mycup_0693.jpg
左:野波実 青白磁飯碗 2,400円
径13cmH6cm
右:小野寺友子 白磁飯碗 2,730円
径13~14cmH5~5.5cm


結果として、
手に持つことから、
掌(たなごころ)という、
器を手にしたときの心持ちを表す言葉があるように、
口当たりを大切にしたり好みができたりと、
器への愛情や、感性が磨かれてきたと、
思っています。

12_mycup_0700.jpg
新妻陽子 鎬飯碗 3,150円
径12cmH5.3cm


好みで自分の器を選び、
使うことを美し習慣として、
いつまでも大切にしていけることを願います。

            甘庵



ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 雑貨ブログ キッチン雑貨へ
にほんブログ村

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://utuwaya.blog74.fc2.com/tb.php/2272-fc57e349
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad