うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

荒賀さんの目のあと

井戸茶碗から雑器まで、古いヤキモノの見込みに、
数カ所の釉薬の掛からない跡があるのを、
どこかでご覧いただいていると思います。

12_araga_1233.jpg

これが、目、目あと、五徳あとなどと呼ばれ、
数寄人たちには茶碗の見所の一つをされていました。
今も多くの作り手が、器の見所として、
取り入れ続けています。

12_araga_1234.jpg
白粉引8寸皿 6,300円
径25cmH4.3cm


本来は、重ね焼きしたり、棚板などに、
溶けて釉でくっついてしまうことのないための、
トチンや五徳などと呼ばれる道具や、
砂や貝やモミガラなど干渉材の跡でした。

12_araga_1235.jpg
粉引8寸皿 6,300円
W25.2cmD24cmH6cm


今は、景色として付ける方もいますが、
荒賀さんは、窯の歩留まりを上げるために、
しっかり重ね焼きをしていて、
釉薬も基本総掛けですので、
目立ては必要不可欠です。

12_araga_1237.jpg
砂による目あと=砂目です。

もちろん、荒賀さんの目あとも、
景色としての効果も計算しているので、
器によって砂と貝を使い分けて、
それぞれに、砂目と貝高台に仕上げています。

12_araga_1238.jpg
貝による目あと=貝高台です。

目あとでも渋目の侘びた砂目と、
時に緋色や貝の縞跡が残る積極的な貝高台は、
器それぞれの個性の引き立て役にもなっています。

              甘庵



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