うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

生き物のような花器

昨日、鶴見宗次さんの角鉢を、
有機的な形だとお話ししたのですが、
今日ご紹介する花器は、
もっと生き物のようです。

12_turumi_0498.jpg
花入れ 26,250円 W22.5cmD11.5cmH24cm

姿形がシンメトリーでないですし、
なにかの動植物に似ているわけではないのですが、
フォルムや表情に、息づかいを感じます。

12_turumi_0497.jpg

かといって生臭いかんじなのではなく、
エネルギーを感じとれると
言うべきなのかもしれません。

12_turumi_0499.jpg

ロクロで引き出すように、
スピード感はないのですが、
手ひねりで彫刻的に作り出された形や表情からは、
静かですが、とても力強いパワーが、
滲む出てきています。

12_turumi_0500.jpg

ここからは、この花器から少し離れて、
甘庵のつぶやきになります。

手仕事の器や什器を橋渡しを、
32年続けてきて感じることに、
年々、存在感のあるもの、質感の高いものが、
そのまま由とはされず、
むしろ、軽く明るく分かりやすいと言う点が、
人気の器だったりしています。

その意味では、鶴見さんの器は、
盛ってみて、使ってみてこそ、
活きてくる存在ですが、
釉薬が施されず、土味の濃い焼き〆への、
経験がなかったり、親しみがない方が増えて、
見つめていただき機会も少なくなっていると、
感じていますが、
花器などは、もっと顕著に表れているかもしれません。

オブジェとしても、明るく軽い質感の方が、
好まれるようです。
それを否定しているのではなく、
選択範囲が狭まっていることに、
危機感を感じています。

確かにこの花器は、
そのまま置けば、それで十分が存在感がありますが、
置くスペースや設えに、
心意気が必要なパワーがもっています。

花を活けるには、
花器や花と対峙する時空を必要とすることでしょう。
その心のゆとりが持てないのか、ないのか、
楽しもうという積極性をもっていただける方が、
少なくなっているのは、
今の世の中そのままが反映しているのかもしれません。
なんだか、とても寂しく感じます。

だからといって、
うつわ屋甘庵は、あきらめられません。
甘庵個人の好みと思いですが、
良いと思うモノを、その良さを、
少しでも伝え、お知らせするのが、
橋渡しの基本だと信じて、
”うつわ屋のつぶやき”でも、
気持ちの上では、より声大きくして、
お伝えしていきたいと思っています。
応援いただける方の声も、
期待しておりますので、
よろしくお願いいたします。

             甘庵



ランキングアップは皆様のクリックがたよりです。
励みになるのでよろしくお願いいたします。


人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 雑貨ブログ キッチン雑貨へ
にほんブログ村

ご協力ありがとうございます。

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://utuwaya.blog74.fc2.com/tb.php/2343-0b165f96
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【生き物のような花器 】

昨日、鶴見宗次さんの角鉢を、有機的な形だとお話ししたのですが、今日ご紹介する花器は、もっと生き物のようです。花入れ 26,250円 W22.5cmD11.5cmH24cm姿形がシンメトリーでないですし、なにかの動植物に似ているわけではないのですが、フォルムや表情に、息づかいを感...

  • 2012/05/25(金) 11:53:59 |
  • まとめwoネタ速neo

FC2Ad