うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

顔が違う湯呑み

手でひねりだしている鶴見宗次さんの器は、
同じアイテムでも、一つずつの表情をしています。
そのため、お買い物のアイテムを決めてから、
お客様がどの器を持って帰るかと、
長く悩まれるのが、会期中の普通の光景になっています。

12_turumi_0619.jpg
湯呑み 2,625円 径9cmH7cm

ロクロで数モノを作るときには、
トンボという、その器の口径と深さの定規があります。
それをあてて、サイズを確認して挽きだしていきますが、
鶴見さんは・・・多分、おおよそは計っても、
ほとんど感覚で作られていると想像します。

12_turumi_0620.jpg

逆に、サイズを決めたり、
同じ物を作るためなら、
あえて手ひねりで作る必然がなく、
むしろ、一つずつの表情や質感の、
クオリティを上げて作る方法で、
楽茶碗の作り方を重なる部分が多い方法です。

12_turumi_0621.jpg

それでも、湯呑みをいう同じアイテムのくくりで作れば、
ぱっと見は、なんとなく同じ形の同じアイテムですが、
たとえば、そのうちに一つを、
自分で使うためにと選ぼうというスイッチをいれると、
全く違うモノとして見えてきてしまいます。
口腰からの曲線など姿形も、
焼き上がった色や土肌も、
一つを同じ物がありません。

12_turumi_0622.jpg
たっぷりな湯呑みなので、5寸皿 2,940円 径15cm H3.5cm
と合わせてみると、飲み物はもちろん、
料理やデザートと使い方も楽しめます。


どれも鶴見さんの子供で、
兄弟たちと言う感じで、
共通した味わいがありながらも、
顔つきはちがって、個性を主張してきます。

見れば見るほどに個性や、
一つずつの存在感の大きさが見えてきます。
つまり、湯呑み一つでも、
出会いであり、まさに一期一会を、
感じ入る器なのです。

12_turumi_0623.jpg
同じヤキモノ以外にも、大きめの茶托や木皿、
ガラスの皿などとも、しつらえを楽しめます。


だからこそ、面倒なようですが、
良く吟味して、自分好みの器と出会う時間を、
器好きとして楽しんで頂きたいと思います。

結果、悩んで選ぶからこそ、
選んだ器が一番だったと、
長く可愛がっていただけると、
橋渡しになったと、
甘庵は信じております。

             甘庵



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手でひねりだしている鶴見宗次さんの器は、同じアイテムでも、一つずつの表情をしています。そのため、お買い物のアイテムを決めてから、お客様がどの器を持って帰るかと、長く悩まれるのが、会期中の普通の光景になっています。湯呑み 2,625円 径9cmH7cmロクロで数モノ?...

  • 2012/05/26(土) 16:17:03 |
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