うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

育てる器 粉引2種

使いやすく盛り映えするをテーマした企画展も、
最終日になりました。
今日は、光藤佐さんの粉引の鉢とくみ出しをご紹介します。

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どちらもコロンとした形で、
低めにデザインされています。
使用頻度の高い鉢でありながら、
手にもって碗のようにも使え、
くみ出しでありながらも、
小鉢としても使いたくなる、
それぞれ、自由に使える器です。

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光藤佐 粉引鉢 4,000円
径13.5cmH5.5cm


たくさんの出番があれば、
様々な食材が盛られ、
色々な飲み物が注がれ、
何度も洗われ、濯がれ、水をくぐります。

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力強い高台の削りは、碗に見立てたくなります。

使われることで育っていくのを、
楽しむのが粉引です。
釉の表面の収縮亀裂を貫入と呼び、
使うことで徐々に表れます。

時には釉にある気泡や石ハゼなどから入り込んで、
雨漏り手と呼ばれる景色のようになることも、
あるかもしれません。

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光藤佐 粉引汲み出し 2,000円
径9cmH4.5cm

 
和の美意識では、それらは汚れではなく、
侘び寂びと表現され楽しまれてきました。
とはいて、あっという間に変わってしまうのは、
やはり汚れと言われても仕方ないかもしれません。


12_useful_1361.jpg
最小限の削りで納めた高台から、魅力的な技が見えます。

そのためには、
使うたびに、水にくぐらせたり、
湯をはったりして、
器を湿らせて、急激な汚れをさけ、
ゆっくり変えていくことを、
習慣づけていただきたいと願います。

12_useful_1362.jpg

とはいえ、生焼けはいけません。
光藤さんの粉引は、
かなり焼けています。
その意味では、早く変わって欲しい方には、
かなりの時間が必要かもしれません。

ドンドン盛って、
ジャンジャン注いで飲んで、
ガンガン洗って、
気がつくと少ししっとりしてきたかな〜?
という、焼き具合の粉引です。

              甘庵


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