うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

渋さの中に華やかさがある皿

藤田佳三さんの器は、
粉引がベースになっている仕事が多いです。
人気の赤絵は粉引の器に上絵をしています。
安南手も素地として粉引ベースで、
呉須の下絵をしています。

12_fujita_0124.jpg

今日ご紹介する”絵粉引”も、
粉引ベースに鉄と銅で下絵をしています。

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茶黒の縁や蔓などが鉄で、
実のような赤緑が銅で、
それぞれ描かれています。
12_fujita_0128.jpg
絵粉引6寸皿 4,200円
径18.5cmH3.2cm


鉄も銅も炎の還元酸化で、
色合いが揺らぎます。
その揺らぎが墨絵の濃淡と同じで、
文様により深みをもたらしています。

12_fujita_0125.jpg
絵粉引5寸皿 3,570円
径15.5cmH2.7cm


粉引や赤絵より、焼成温度が高くなります。
下絵絵の具である金属と釉薬が、
絡みあってこその魅力を引き出すためです。
鉄は溶け出して釉薬に混ざり込んだり、
流れ滲んで、茶や黄色がみえます。

銅は、還元や酸化の炎の具合で、
グレーかかった赤から、
冴えた赤や、緑も発色させます。

12_fujita_0127.jpg

じっくり見ていくと、
粉引素地の色合いや、
文様の発色や滲みは、
皿一つずつが違います。
そこが手仕事であり、
平易な安定性ではなく、
揃わずとも逸品を求めた仕事です。

渋さの中に華やかさがある、
甘庵にとってはとても魅力を感じる、
藤田さんの”絵粉引”です。

          甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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