うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

見逃しがちな自然なフォルム

野波実さんの個展も最終日になりました。
遊びのある仕事が楽しい野波さんなので、
ついついそんな作品を多く紹介してしましましたが、
今日は何でもない身近に使う鉢をご紹介します。

13_nonami_2934.jpg

野波さんの器の基本は、
料理や食材を盛ったときに、
手に持ち口に触れて使ったときに、
草花を差し生けたときに、
料理が映え、手に馴染み、華やぎ、
ほっとする瞬間が生まれる、
心穏やかになる器だと、
甘庵は思っています。

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マット白磁 端反鉢 3,500円 径17~18cmH5.5~6.5cm

蹴轆轤(けろくろ)から緩やかに挽きだされる、
穏やかで柔らかいフォルムを、
そのまま止めた器は、
極々自然な形で、奇をてらうことがありません。

13_nonami_2931.jpg

たとえば鉢は両の掌でモノをすくう形に近い、
少しこもった碗形、ボウル形を、
多く作られていました。

高台も碁笥高台や低めの高台で安定性が高く、
そうすると、失いがちな気品もなくすことなく、
美しいフォルムを見せてくれます。

13_nonami_2932.jpg
白磁 六寸鉢 3,500円 径18cmH5.5cm

近年になって鉢の端が反った形を、
好んで作られるようになり、
バリエーションが増えました。
今までの鉢が蕾であるなら、
花開いたように、自然で伸びやかな形です。

13_nonami_2933.jpg

これがまた、何気なく存在してしまうので、
甘庵の腕前の画像では、
説得力がさらに薄まってしまいますが、
一つずつ違う顔つきの鉢には、
緩やかな歪みがあったり、
ロクロ目に個性があったり、
釉調の窯変が見えたりと、
じっくり見れば見るほどに、
それぞれにかなり個性を主張しています。

そして野波さんの器に共通する、
使った時に一番華やぎ美しくなる、
お薦めできる鉢です。

             甘庵



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