うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

絞ってできる形の湯沸かし

開催中の寺山光廣さんの銅を鍛つ展から、
今日は、湯沸かしをご紹介します。

14_terayama_0151.jpg
湯沸かし 180,000円 実用容量1L
W21cmD15.5cm取っ手までH19.5cm本体蓋までh14cm


薬罐(やかん)という呼び名は、
薬を煎じたりする道具だったことから、
湯沸かしと言うところあたりが、
物や事柄を深く掘り下げてみられる、
寺山さんらしさを感じます。

同じように銅を鍛って形作る鍋などを、
普通は「打ち出し」と呼びますが、
実際に作っている立場の寺山さんは、
伸ばすより「絞って」いって形を作ると良く仰います。

14_terayama_0152.jpg

確かにこの湯沸かしのように、
内に窄まった形のものも、
元は平らな銅板です。

テクニックとしてはただ鍛って、
伸ばしていっては、
銅板が薄くなり面積が増えるだけです。
伸ばして絞って行く感じなのは、
なんとなく想像できます。

14_terayama_0153.jpg

おおざっぱですが、
湯沸かしの本体部分の材料の銅板の面積と、
出来上がったの表面積を計算してみたら、
同じか、わずかに減っているくらいです。

確かに伸ばすというより絞っているのが、
わかりるのですが、
一般人からみて、平らだったものが、
凸に出ていき、立体に作り上げてしまう、
その匠の技を讃えて、
打って出す>打ち出しといったのも、
うなずける気がします。

           甘庵


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