うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

表情に深さのある片口鉢

開催中の「やさしい白の器」展から、
今日は、見ていて飽きない深い表情を持つ、
光藤佐さんの粉引片口をご紹介します。

15_white_0189.jpg
光藤佐 粉引片口 10,800円
W23cmD24.5cmH8cm


光藤さんは切れのあるロクロを挽きだしますが、
力みが無くさりげなく挽くので、
これ見よがしな部分がなく、
それが逆に地味で普通に見えてしまうかもしれませんね。
そこでこの鉢の魅力を少しでも伝わるように解説してみます。

15_white_0190.jpg

土の持つ個性に逆らわずに土味を活かしたロクロ挽きです。
ヒットしやすい部分なので端を少し折り返して、
見た目にはボリューム感を持たせています。
柔らかいうちに手早く口を引きだして整えています。
ゆったり歪んだ口端は美しいです。
土の特性を知っていて逆らうことなく生まれた造形です。

15_white_0191.jpg

高台削りは一番作り手の力が見える部分です。
技だけれは無く精神性もあらわれます。
少し石を噛んだ粗さを垣間見えます。
わざとらしさがなく、土味を活かしていて、
魅力として自然に見せています。

たっぷりの化粧がけも良く素地に馴染み、
釉薬に薪窯の灰が降ったり、窯変も見えます。
良く焼けていて素地の中の鉄分が溶けて浮き出ていて、
ゆっくり冷える穴窯ゆえの品のある御本も見えています。
器好きには既にご馳走の景色がいっぱい見えますが、
ごく日常に使っていただくのが一番器が活きます。
煮物や炒め物やサラダなどをどんと盛っただけで、
料理がぱっっと美味しそうになるお薦めの片口鉢です。

                 甘庵



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