うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

絵は描かれていませんが景色はいっぱい

開催中の鶴見宗次美しい手あと展から、
今日は鶴見さんの器の見所をご紹介します。

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素地の土や焼成の違いで、
土味や、含まれた石の溶け具合などに変化がでます。


ロクロを使わないための、
ゆったりした歪みや手あと以外にも、
じっと見ていただくとたくさんの、
見所になる景色を見えてきます。

15_haeru_1002.jpg
灰が自然釉になり見込みに溜まって
綺麗な緑釉を見せています。


鶴見さんの器は焼き締めの一種で、
絵は描くことなく調合した釉薬を施さず代わりに、
灰を水に溶いて施して焼きます。

15_haeru_1004.jpg
素地の縁に噛んだ石が溶けて
露の玉のようになっています。


焼き切るのが信条で、
納得がいかないと何度も窯にいれて、
土の限界まで焼き直しもします。
そこで生まれてくるのが窯変といれる、
土を炎が見せてくれる様々な景色です。

15_haeru_1003.jpg
何度も焼成されて素地に含んだ自然釉が
土と絡んで変化を見せています。


たくさん含まれた石は溶けて土から丸く出たり、
はじけて中心にクレーターが見えたり、
灰が溶けて土を解け合って褐色の釉状になったり、
溜まって綺麗な緑釉を見せたりします。

15_haeru_1005.jpg
貝高台の目あとが貝の目を拾っているのが、
ちょっと楽しくなります。


素地の土や灰が溶けて流れた自然釉も、
どこか溶けるかわからないので、
窯から出すときにくっついて取れなくならないように、
常滑の立地をいかした伝統の貝高台*の目あとも、
高台の景色として見所になります。
*通常の土などを丸めた粒などにして器を浮かしますが、
その代わりに貝に粘土などを詰めてつかいます。
その後が目あとです。


これらの景色も同じモノはなく、
好みで選んでいただければ、
自分だけの器との出会いを楽しめます。

               甘庵



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