うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

粉引は藤田佳三さんベースです

今日ご紹介するのは藤田佳三さんの粉引汲み出しです。
柔らかなフォルムと質感は飲み物を美しく見せて、
掌と口あたりの良さは味を引き立てます。

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藤田佳三 粉引汲み出し 2,160円
径10cmH6cm


S社のI右衛門のCMでも長く使われていたのも、
納得できる実力のある汲み出しです。

16_open_1170.jpg

粉引は素地と釉薬の間に化粧土を施す手法で、
朝鮮半島から伝わってきた技術で、
釉薬の白にない柔らかで独特の質感を生み出し、
古くは茶人たちに見いだされ、
長く愛されてきました。

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粉引は、藤田さんの仕事の基本に一つになっています。
人気の赤絵や安南手は素地や釉薬など異なるのですが、
絵付けの下地になる柔らかな白は、
粉引の作業から生まれています。

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ロクロ挽きして高台と削り、
乾かした素地に水でどろどろにした化粧土を、
施す生掛けという歩留まりのよくない方法を、
茶器だけではなく食器でも使うのも、
柔らかな表情を生み出すための、
藤田さんらしいこだわりです。

また、粉引の白は使うことで変化している、
侘びた表情を仕立てていくためのキャンバスの白です。
変わらない白さを望まれるかたにはお薦め出来ません。

               甘庵


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