うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

撫角が広がりを見せてくれます

今朝はすっかり秋めいた風を感じました。
今日からの「秋の美味しい器展」に、
ぴったりの天気になりました。

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中條正康 武蔵野図撫角向付 小 4.860円
□10cmH5.8cm


ご紹するのは秋の風情がいっぱいの、
中條正康さんの武蔵野図撫角向付小です。
化粧土の白と鉄絵の茶黒で描かれた秋草と、
丸く角のない撫角が小さな器の中に、
風が抜けていく武蔵野を広がりを、
思い描かせてくれます。

16_autumn_0120.jpg

有名な尾形乾山の撫四方の蓋物からのイメージを広げ、
リスペクトしたと思われますが、
今の私たちの食卓で使いやすくデザインされ活かされています。

丸く角のない撫角が小さな器の中に、
広がりを感じるのは、
茶室の床の壁の隅を、
壁土で丸く塗り回すことで、
隅を作らず距離感を曖昧にしてしまい、
極限の狭さに絞り込んだ茶室に、
視覚的な錯覚で狭さを感じにくくすると、
聞いたことがあります。
まるで舞台セットの演出のような方法だと、
思った記憶があります。

16_autumn_0121.jpg

見込みの素地の柔らかな土色は、
食材を優しく受け止めて、
料理の彩りを華やかにして、
味わいを深めます。

自然に器を手にして料理をいただくとき、
撫角の丸でも角でもない掌の味わいも、
この器の魅力の一つです。

              甘庵


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