うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

渋くても華がある

今日ご紹介する藤田佳三さんの飴釉釘彫五寸皿は、
茶黒から金茶のグラデーションが美しいですが、
彩りとしては渋い器です。

16_fujita_0614.jpg
飴釉釘彫五寸皿 3,240円
径14.5cmH2.5cm


それでも藤田さんの器なのですね。
華があるんです。
とくに盛りつけをすると料理がぐんと引き立ち、
一枚の皿が華やいで美味しさを完成します。

16_fujita_0615.jpg

洋皿でいうリム皿に近い形状で、
見込み部分と縁分の際の納まりが見事です。
心して料理が盛りつければ、
バランス良く額装された絵のように整います。
見込みの絵の部分と縁の額部分の頃合いの対比が、
もう一つの味付けになります。
藤田さんの飴釉シリーズは料理人などにファンがそうですが、
紛れもなく料理が主役になる皿だからなのでしょう。

16_fujita_0616.jpg

釘彫りというのは、
焼成まえの生素地に釘の頭などで、
掻き取る線描を施すことです。
染付や赤絵でおなじみの絵柄が、
見込みや縁に溝状に描かれます。
その凹み部分に釉薬が溶け込み、
周りより釉薬が厚い分だけ色が濃くなり、
彫られた文様が浮かびあがります。

16_fujita_0617.jpg

この絵も濃淡で描かれているだけで、
彩りが加わるわけではないですが、
削られた深さが感じ取れる立体感があり、
派手さはなく渋い手法なのですが、
器に華やかさをもたらしています。
やはり藤田さんらしい器に仕上がっています。

               甘庵


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