うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

渋い中にも花のある仕事

今日ご紹介するのは藤田佳三さんの大徳利です。
藤田さんは赤絵や染め付けに定評がありますが、
実はこうした一見地味で渋い手法が作陶の基本形で、
見逃せない魅力に溢れています。

17_hatuharu_0908.jpg
藤田佳三 鉄絵刷毛目徳利(花入れ) 13,824円
径11cmH18cm


ゆったりした姿が長閑さを感じさせるのに、
見るほどに端正なたたずまいに魅入られてくる、
不思議な懐の広さがあります。

17_hatuharu_0917.jpg

品がありながらも動きのある刷毛目の素地に、
鉄絵なのに優雅な筆裁きで草花文が描かれています。
彩りや釉調や素材感が一体となっていて、
下手の絵付けにありがちな取って付けて感がない、
甘庵的な表現で言う「肌になっている絵付け」です。

17_hatuharu_0918.jpg

絵付けは表面にのみ施されているので、
裏面は無地の刷毛目の勢いや、
淡く発色した御本を楽しめます。
活ける花材や状況で表面として楽しめます。

古い大徳利をリスペクトして作られているので、
徳利としてのすぐれた切れなどの機能を持っていますが、
この大きさを使いこなすにはかなりの酒豪でないとなりません。
美しい機能美を活かした花入れとして使われることを、
イメージされて作られた作品です。

             甘庵


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