うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

シンプルな中の凄技

今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキボール大(深)です。
電球色の光の下で黄金色に輝くスキ素地が、
整ったモールでより効果を見せているシンプルで、
使い勝手の良いフォルムのボールです・・が、
これがなかなか奥深い技が使われています。

16_mimata_0210.jpg
巳亦敬一 新スキボール 大(深) 5,400円
径21.5cmH8cm


モールは型を使って縦に規則的に作った凹凸の表情のことです。
捻って螺旋にしたり、縦に伸ばしたり、本数などで、
個性表れて、趣や印象が変わります。

16_mimata_0211.jpg

通常のモールは金属などの仕切りのある型に吹き込んで、
内圧で型の本数に凹凸を作り出します。
自然のままに素地の厚みは変わりにくいので、
外側の凹凸と反対に内側に凸凹ができます。

16_mimata_0212.jpg

コップやボールの隅のこの内側の凹凸は隅が出来るということで、
使って行くうちに汚れがたまることがあります。
いえいい加減な洗い方をする甘庵だからでしょう。
だとしても、洗う手間や気遣いの元であります。

16_mimata_0214.jpg

ところが巳亦さんのこのスリーズの見込み側は、
つるんとしていて隅がありません。
口元をみると分かるのですが、
口元よりしただけモールが入っています。
着せていると思われるのですが、
内側に隅を作らないためにどうもこの一手間に、
凄い技が含まれているようです。
伺っていないのですが普通のモールの作り方とは、
違うことが想像できます。

16_mimata_0328.jpg

シンプルで使いやすい新スキモールのシリーズが、
ファンも多くリピーターが増えるのは、
作り手巳亦さんの使い手への思いやりの凄技を、
ユーザーが気づかぬままに使っての結果なのでしょう。

                  甘庵


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