うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

育てる楽しみが味わえる汲み出し

自分の器展から今日ご紹介するのは、
藤田佳三さんの粉引汲み出し碗です。

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藤田佳三 粉引汲み出し 2,730円
径10.5cmH6cm 程よく入れて140ccほど


粉引は桃山時代に渡来した手法で、
粉引は素地の上に白い化粧土を施して、
その上に釉薬がかかっています。
この化粧土が使うことで変化していく様を楽しむ器です。
当時の侘びの美意識から愛されて、
綿々と続いて作られています。

17_mycup_1203.jpg

藤田さんの粉引は普段使いの器でありながら、
生がけという、ロクロで挽いた素地を乾燥させて、
素焼きをすることなく化粧土を施します。
タイミングが悪いと”かちかち山”のタヌキさんの泥船のように、
バラバラになったり、後から傷も出やすいのですが、
焼き上がった時の粉引の表情が違い、
柔らかく、ぬくもり感のある粉引になることを、
大切に思って生がけになさっています。
丁寧な器作りには頭が下がります。

17_mycup_1204.jpg

粉引の使っての変化は器一つずつ違います。
同じ窯から出来上がっても同じにならないですし、
不思議なことに使い手でも変わります。

17_mycup_1205.jpg

湯茶が染みこみ雨漏り手と言われる景色になったり、
釉薬のヒビが見えてくる貫入などの、
侘びの変化を楽しめます。

              甘庵


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