うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

滲んだ絵付けに心挽かれる

自分の器展から今日ご紹介するのは、
藤田佳三さんの染付飯碗です。

17a_mycup_1190.jpg
藤田佳三 染付飯碗 4,320円
径11.5cmH6cm


染付ですが「安南手」をリスペクトしていた、
しっかり焼くことと釉薬の調整で、
呉須で描いた下絵を釉薬に溶け込ませ、
重力でところどころ下に流れだすようにして、
意図的に絵柄を滲ませています。

17a_mycup_1189.jpg

これは桃山時代の先人たちが、
「安南手」の見所として愛でた侘びの好みが、
綿々と伝わり、今の私たちの心もつかんでいます。

17a_mycup_1191.jpg

下絵がパキッと仕上がることは、
もちろん素晴らしくそれはそれで由なのですが、
それとは全く別のスタンスで見ると、
完全ではない本来は失敗かもしれない、
炎の中でこそ生まれた動きの美しさに、
高温の証として魅了されてしまいます。

17a_mycup_1192.jpg

墨絵の滲みや、浮世絵のぼかしなど、
自然界の風景の再現だったりしたものですが、
どこか共通する心挽かれるものに思えます。

               甘庵


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