うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

日常のガラス器に巧みな技が光る

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス器展から、
今日は黄金色の輝きが魅力の、
新スキ楕円デザートカップをご紹介します。

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新スキ楕円デザートカップ 3,240円
W12.2cmD11.5cmH6cm


デザートは無論、高坏向付としても使いたい、
今からの季節出番の多い日常のガラス器ですが、
この器を詳しく見ることで巳亦さんの技が、
実に巧みなのかがわかります。

17_mimata_0028.jpg

吹きガラスですから初めは丸い形状のカップ部分を、
歪めることで楕円形にしますが、
そのまま楕円にすれば寄せた部分が上がり、
長手の縁が下がりますが極端な下がりはありません。

17_mimata_0199.jpg
この組み合わせで3客重ねて高さ11cmです。
本体高さ6cmですから+2.5cmで重なる効率性です。


こうして楕円に整えた形ですが、
重ねて見ると4客まで無理なく重ねられます。
安全側の3客では安定感さえ感じます。

17_mimata_0029.jpg

黄金色の輝きを増すデザインとして、
縁の少し下部分まで着せていて、
その部分にモールが施されています。
厚みやヒダが光の屈折する場所になり、
より黄金色に煌めきます。

17_mimata_0030.jpg

細かいことですがこのモールで、
もう一点注目して欲しい点があります。
モールは通常は鉄やカーボンのモールの本数ある枠に、
吹き込む息で内圧をかけて凹凸のある線文にします。
同じ厚みで凹凸になるので断面はウエーブで、
外側と同じように内側(見込みがわ)にも凹凸ができます。

新スキシリーズで着せてモールを施してある器のほとんどが、
なぜか内側の方が凹凸が滑らかになっています。
それは匙などの抵抗もなく汚れの付着もしにくい、
使い手思いの納まりに仕上がりです。

このように手に取って眺め透かすと、
美しくしいのは姿だけでなく、
実用的な使い勝手でも美しい技を見いだせます。

              甘庵


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