うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

器オタクの目線 ロングセラーのヨーグルトカップ

開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
30年人気の続くヨーグルトカップを、
マニアックにご紹介します。

17_arakawa_0773.jpg
荒川尚也 ヨーグルトカップ 3,456円
径9.5cmH8cm


見込みがつるんと丸くスプーンのあたりが良く、
ちょっと厚めで丈夫洗いやすく、
重なりも良くてシンプルで飽きのこない、
省かれたデザインの美しさです・・・が。

今日は良さは間違いないので、
細部ディテールから器オタク目線で、
お話しを・・・お付き合いください。

17_arakawa_0775.jpg

荒川さんのガラスをいえば、
澄んだ素地と煌めくようなアワの文様だと思います。
そのアワのシリーズは炭酸ガスの発泡を、
計算された行程で作られています。

いっぽうご紹介のヨーグルトカップは、
デップ皿のシリーズと同様に空気のアワです。
作り方は規則的に等間隔の突起の上に、
やわらかなガラスを押しつけて、
点線状に凹みを作り、
凹みが馴染まないうちに溶けてガラスを着せて、
凹みの空気のアワを閉じ込めます。
これでアワの点線ができます。

17_arakawa_0783.jpg

発泡したアワと違い華やかさはないのですが、
静かで可憐なアワの動きが魅力です。
発泡のアワシリーズより前に、
初めのアワによる演出デザインとして作られました。

晴耕社ガラス工房の最初の工房は、
納屋を改造してところでそこのあった、
歯の間隔の大きい(木挽きノコ?)を立てて、
そこにガラスをころころと転がし凹みを作ったそうです。

17_arakawa_0774.jpg

凹みを閉じ込めるために、
器の腹の中程まで着せるガラスの端部分に注目!
意図的に均一にすることなく動きのある境目になっています。
溶けたガラスを思い起こせる後になっています。
ここに器オタクの甘庵は萌えます。

茶器でいえば景色になっています。
重ね焼きの目あと、窯変、ロクロ目、釉だまり、
発色、釉がけの指後、火間などなど。
焼き物などのように侘びていく変化がないぶん、
ひょうげた美しさ、スキのある好ましさです。

                 甘庵


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