「彩りガラス」と付けています。
これは、ぼくが勝手につけたのですが、
色ガラスとは少し違う巳亦さんのガラスの趣を、
伝えるために、選びましたが、
それでも、手に取ったことのない方には、
何のことかわかりにくいと思うで、
そのあたりをお話してみます。

たとえば、この淡く黄緑がかった小鉢を、
手にとってみると・・・。
光りを透かして眺めなくても、
小鉢自体が、ほんのり明るさを持っているように感じます。
普通の色ガラスそのままだと、
光りに透かしたり、光りの中ではじめて、
色ガラスの色合いが、透ける光りで楽しめますが、
この鉢は特に透かすことも、光りをあてることがなくても、
まるで、障子のようだったり、
瑪瑙のようだったり、
素地が、不思議な滑らかにほんのり明るいんです。

その秘密をぼくはこう推測しています。
よく見ると、全体の色合いの基本の黄緑は、
表面にありません。
表面のガラスは透きガラス(透明ガラス)です。
黄緑の不透明なガラスは透きガラスの下、
透きガラスに挟まれるようにあります。
光りの性質から透きガラスの中に入った光りは、
長いの方に走ろうとする性質があります。
そのために、不透明な色ガラス越しに光りをとらえて、
ちょうど障子やくもりガラスのように、
仄かに明るいうつわになるようです。
巳亦さんのオリジナルの色を、
自由に組み合わせたガラス。
それでいて、穏やかな和の色合いと、柔らかに歪んだ姿。
そんな巳亦さんのガラスを、
彩りガラスと呼んでいます。
甘庵
皆様のクリックは励みになります。
人気blogランキングへ
にほんブログ村 美術ブログ
bloog.jp へ
