陶芸家F氏の言葉をよく引用させてもらっています。
いかにも、関西弁らしいインパクトを持ったストレートなメッセージで、
使うことを前提にした器作りの自信があってこその発言です。
陶石の持つ柔らか質感の磁器に、
荒土を混ぜることで、溶け出す鉄の斑点が、
冷たくない磁器の肌合いを作りだしている、
佐藤さんの、さりげないこの白磁の鉢からも、
器の作り手としての、姿勢がしっかり見て取れます。

径19cm高さ7.5cmの大きさは、
サラダ、煮物と日常の食卓には欠かせない
一つあると実に多彩に使える鉢です。
麺食いの方なら、ゆったりした麺鉢に。
飯粒好きな方なら大どんぶりに・・・と、
身近な器として、フルに使い回してもらえるはず。
でも、気合いを入れた料理を、盛りつけにゆとりを持たせて、
中高に盛りつければ、急に気品に溢れて来るはずです。
器は作り手の分身。
作り手の品格がそのままDNAとして添加されてしまします。
器としての使いやすやと同時に、
品格をもっているのは、8代続く窯屋の血と、
やきものへの情熱で構築してきた新しいセンスの融合だと、
ぼくには映ります。
甘庵
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