うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

残暑は一休み

今日の荻窪は朝からしっとりとした秋雨が降っています。
おかげで、残暑も一休みです。

今日は村木律夫さんの個展の初日。
一つずつの値段付けシールを老眼で克服し、
なんとか開店に間に合った。
早々のお客さまもちょっと引けて、少し静かになり、
「お茶でも呑もうかかな」と、一休み。
全く勝手というか、そのままというか、
こんな風に涼しいと、
温かいお茶がより美味しい。
暑くても、冷たい飲み物をあまり飲む方ではないので、
いつも、温かい飲み物が中心なのですが、
やはり気温が低いと、より美味しく感じます。

そんな一服をして、
さて、今日のブログはと思って見渡すと、
これまた、実に単純で、湯のみカップに、
目がいってしまいます。

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自分の湯のみを持つ習慣のあるぼくたちは、
一つずつの湯のみから、
自分の手に合う、色合い、文様、質感などから、
自分好みの湯のみを選び使っている。

よくお話するのですが、
こうした自分専用の器を決めていたり、
持っているのは、あんがい少ない習慣です。
ぼくの考えでは、自分の飯椀や湯飲みが、
うつわへの基礎知識や、学習を体験していると思います。
手に持ち、口をつけ、毎日使う。
このことだけで、器の質感、素材感、仕事の良否の、
好みが確立されていくのは、
自然の成り行きだとおもいます。
自分の器だけに、取り替えるチャンスごとに、
好みがますます反映されていったり、
新しい試みから、さらに学習していきます。

陶器、磁器、せっ器などの、
判別はとくになくても、
好みは絞れてていったり、
口端の形に好みが決まってきたり、
色合いへの傾向ができたりもすることでしょう。

それらはすべて、たくさん使うことからの、
判断と学習です。
器は理屈ではなく、使うのが一番と、
ぼくは思っています。

好みの湯のみやカップで、
好みの飲み物を飲んでこそ、
一服のお茶で、心がほっと解放されます。

           甘庵

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