今日ご紹介する荻窪「銀花」オリジナルのスタンドも、
台の金属部分に塗装をしてません。
それは、時間とともに、金属部分の表面が酸化していき、
落ち着いて、侘びた良い色になることをねらっています。

このスタンドのベース部分と支柱のパイプは真鍮です。
シェードを受ける碗形の金物は銅打ち出しです。
無塗装なので、少しずつ空気に触れていくうちに、
アンティークのスタンドのような色合いに変わっていきます。
もちろん、こまめに磨いて、
真鍮や銅の煌めきを楽しむことも出来ます。

↑これは新しい台で、鏡面のように。

↑こちらはプロトタイプで見本として掃除もしないで起きっぱなし。
ベースは手作業のへら絞り(スピニング加工ともいう)で一つずつ作り出しています。
形に回転する真鍮板をへらで押しつけて成形するのですが、
アルミや鉄に比べて、粘りの少ない真鍮は、
より職人技を必要とします。

↑これは見本のスタンドの銅打ち出し部分

↑こちらは今年の出来たて。
銅打ち出しの部分は、
ヤカンや鍋などを打ち出しで作ってくれる堀内繁樹さんに、
作ってもらっています。
形は同じにしないとシェードや電球が入らなくなってしまうので、
ぴたりと同じに作ってもらっていますが、
せっかく手作業で打ち出しているので、
槌目は気分でひとつずつ変えてもらっています。

そしてシェードは毎年「巳亦敬一 彩りガラス展」を、
開催してくださる、人気の作り手巳亦敬一さんが、
作ってくださっています。
こうした匠たちの技が引き立てあって、
一つのスタンドが出来ています。
工芸というのはこういったコラボレーションの掛け合いと、
美しさを楽しめるものです。
甘庵
皆様のクリックは励みになります。
人気blogランキングへ
にほんブログ村 美術ブログ
bloog.jp へ
ご協力ありがとうございます。
