エアコンもかけていません。
日差しが直接はいらない荻窪「銀花」は、
座ってじっとしていたりすると少し寒いのですが少し我慢です。
入り口の近くのベンチに座っていると、
かすかに、わずかに、それも、
時折、ふわ〜っと、春の香りが漂ってきます。
きっと、先日ご紹介した入り口の桜が満開になって、
その香りが漂ってきます。

それでも、エアコンをかけたり、ドアを閉めていたりというだけでなく、
見上げるゆとりがなければ、前を通っても花影も気づかず、
心の扉を開けていないと、香りも届きません。

全てがそうなのだと思います。
うつわ選びや、うつわとの出会いも、
難しい知識や情報は、裏付けでしかなく、
それは、作り手や店への信頼で十分に補われるはずです。
最優先される選択の必須項目は、
「好きな器」です。
それには、まずは眺めること、気になれば手に取り掌をたしかめること、
それしかないですね。
後は、何より使うこと。
器は使うことでしか、生きてこないし、
真価もわかりません。
その真価も、価値価格ではなく、
自分にとって好ましいか、
使いやすいか、美味しいかですね。

春の香りを感じとれるような心で、
好きな花の前で立ち止まって、
香りや姿を楽しめる。
そんな感じで、器を選んでもらえば、
きっと素敵な良い出会いがあると思います。
甘庵
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