使いやすく盛り映えがして、
使うほどに良い感じで侘びて行くので、
一度使った方が、根強いファンになってくださることが、
多い作り手です。

器としての内容に直接には関わらないのですが、
酒器や碗などの、風雅や嗜好の要素の強いヤキモノを、
光藤さんは、自分の楽しみのためと言っても良いほど、
作り続けています。

それはちょうど、自動車メーカーのレース参加に、
似ているのではと思っています。
今すぐ役にたつわけでもないかもしれないし、
そうそう、売れるとも限りません。
でも、ハードルを高くすることで得られる技術や、
経験してみないと、見えてこないところを、
体験し会得するところは、同じ要素ではないかと思います。

茶陶は長い歴史の中ではぐくまれたものです。
品と格、侘び寂、数寄心など、
伝統的な技や心構えも必要な奥の深い仕事になります。

名作や骨董に目がいくようになるのも自然なのでしょう。
まさに「温故知新」そのものですね。
「ふるきをたずね(あたため)あたらしきをしる」
他の世界でも通じることでしょうが、
物作りには欠かせないことなのでしょう。
甘庵
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