うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

急須ひょいオーナーの疑問 1

先日もご紹介した、急須「ひょい」のオーナーTさんとの、
その後も質問や疑問をいただき、
ぼくが回答するというの交信が続いています。
これって結構聞けそうで聞けない質問などで、
参考になる方も多いとおもうので、
少しずつご紹介していきたいと思います。

Q:ブログ読みました。何だか恥ずかしいですね。凄く出来の悪い子が、やっと人並みになったみたいで☆

(随分前の)ブログの写真はお店の雰囲気が少し分かるし。
あぁ..私みたいに遠方でお世話になっている方もいるんだな、とか知りました。

HPのトップにある、加藤財さんの緋色ポット、も気になりました。
...実はひょい は日本茶や中国茶で活躍してもらおうかと。今は検討中です。

ひょいに香りは移った感じはしないけど、紅茶の香りは強いので...。
ひょいに限らず、イメ−ジ的に紅茶葉だけは直ぐ洗っていました。

お茶が分かる色味の大きいカップや、ポッテリした感じの紅茶用ポット。
ひょい の仲間、my器達はこんな感じで探す予定のTでした。

あ。長々失礼しました。これからも素敵な器を見せて下さいね。


A:Tちゃんは・・・・そう呼ばせていただいていいですよね。
だって、自分の子供でもよい年なのですから。
Tちゃんには、ぼくの方が一杯教わりました。
これからも、びしばしと、素朴な・・・いいえ、Tちゃんからは、
未知の秘境へ踏みいる探検家として、疑問質問は当然であって、
工芸に関しては、いわば、宇宙人同士の会話みたいなことに・・・・。
そりゃー、ぼくに「カイユウノナカニミエカクレスルチイサナヒビハイシハゼデスカラシンパイナク ユウヤクノコマカナヒビワレモカンニュウトイッテケシキデスカラ・・・・・」って、
注:最後に漢字入りで。
言われた日にゃーねー。
あにいってんだーこのおっつあん?って。
むしろTちゃんは、大変すばらしい吸収力と理解力があって、優等生ですよ。

少しずつ、使っていくと色々見えてきて、欲しい物や使いたい物が出てくると思います。
それを、また悩みながら、検討していくのが
器と出会う、醍醐味で、楽しみなんですよ。
よろしくお願いしますね。

Q:私としては、質問に対して答えて下さるので。つい甘えてしまい。
ひょい顧問(イメ−ジです)の音声保証・取扱書を付けている有り難いお店って感じ。
で、お手を煩わせるも承知で直でした。御免なさい。
同じ種類や物であっても、知識や認識の差はあり。
私の場合同じ説明書じゃ...単語から現象から、
失敗してから慌てて対処すべく調べる羽目になりそうで☆

折角、この子と決めたのに...それでは遅い。
何の注意がどうして必要か、何が異常か。
(不真面目なので)流し読みさせてもらって。最低限のル−ルは守ろうと。

フッ...と。疑問が。質問です。
乾燥に気を付けたのは、初めてお金を掛けたせいもありますが★
いわゆるツルツルした磁器とは違う質感なので、どこまでしたら乾燥なのか、
見た目では分からないから用心した、っていう感じでして。
(させませんが)カビた器ってどんな見た目?青や白カビとして見える?...
黒ずむ粉引きとは...(マグは粉引きでチャレンジしようかと思うので、参考までに)。

お忙しいでしょうから。気が向いた時に、向いた時教えて下されば幸いです。
是非見た目を...(失敗しても気付かないのが怖い)。
見た事無いので。調味料の染みをつける、のは想像付くけど。...黒ずみ..て。


この質問の回答はは次回に続きます。

*灰釉に中に見え隠れする小さなヒビは石ハゼですから心配なく 
 釉薬の細かなひび割れはも貫入といって景色ですから

                  甘庵
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カテゴリーの追加と整理(3/2追記)

1日に記事をひとつは書こうと決めて続けて来たら、だんだん記事たまってきました。
新しく訪れてくださった読者の方や、
過去記事をたどる時に、
いくら検索ができも探しにくかったり、
どんな内容の記事があるのわかりにくいと思って、
少しカテゴリーを増やしたり整理しています。
先日新設した「器の選び方と使い方」に続けて、
「定休日のブログ」を新設しました。
あまり日記との違いはないのですがね。
増やしたいカテゴリーとして、
皆様からの質問に答える記事を集めて「Q&A」を作りたいのですが、
これには皆様からの質問がまずないと…。
でないと、やらせになってしまいますからね。
と言うわけで、
うつわや、工芸などへの質問大募集!
素朴な疑問からいまさら聞けないことまで、
なんでもよいのでよろしくお願いいたします。

*皆さんからの質問待ちですが、
 3月2日に先行で「工芸Q&A」といカテゴリ作りました。
 なので、いっぱい疑問質問意見なんでも、
 コメント欄に書き加えてください。
 
甘庵

普段使わない工芸のことば

ぼくブログで、何気なく使ってしまっていましたが、
案外普段使わない言葉なので、
少し簡単な説明をしていって見ることにしました。

何となく想像はついても、はっきりわからないとか、
日常では使わないので初めて目にした方や、
読み方もどんな物かもわからないって言う方や、
すでにご存じの方も、改めて眺めで頂ければと思います。

『釉薬』 (ゆうやく)、あるいは(うわぐすり)とよみます。
     やきものの表面にあるガラス質の層をそう呼びます。
     木の灰や石の粉などの鉱物を調合して作ります。
     色を付けるのに、酸化金属などを入れることもあります。
     水に溶かして、どろどろにしたものを、素焼き(すやき)
     したものに、浸けたりかけたりしてつけます。
ぼくブログで、何気なく使ってしまっていましたが、
案外普段使わない言葉なので、
少し簡単な説明をしていって見ることにしました。

何となく想像はついても、はっきりわからないとか、
日常では使わないので初めて目にした方や、
読み方もどんな物かもわからないって言う方や、
すでにご存じの方も、改めて眺めで頂ければと思います。

『釉薬』 (ゆうやく)、あるいは(うわぐすり)とよみます。
     やきものの表面にあるガラス質の層をそう呼びます。
     木の灰や石の粉などの鉱物を調合して作ります。
     色を付けるのに、酸化金属などを入れることもあります。
     水に溶かして、どろどろにしたものを、素焼き(すやき)
     したものに、浸けたりかけたりしてつけます。


『灰釉』 (はいゆう)本来は(かいゆう)と読むのですが、
     いまはほとんど(はいゆう)と呼ばれています。
     薪でたいていた窯の中で自然にやきものに灰が降りかかり、
     それが高温の炎で溶けて釉薬になった自然釉ができました。
     その再現で灰を振りかけたり、
     水に溶いてかけたのが始まりでしょう。
     その後、安定のために調合された釉薬となり、
     色やいや種類も増えていったと思います。

kaiyu.jpg

鶴見宗次 灰釉手ひねり8寸皿



『白磁』 (はくじ)代表的な磁器の一つです。
     その名の通り、白いやきものです。
     白い素地に、透明な釉薬(うわぐすり)がかけられた物。

hakuji.jpg

稲垣明子 白磁コーヒーカップソーサー



『青磁』 (せいじ)これも磁器の代名詞なくらいです。
     青や緑っぽい青のやきものです。
     青は時代や産地や作り手により、それそれですが、
     釉薬のなかに、少し鉄分が入ることで青く発色しています。

seiji.jpg

松本敬一郎 葡萄文刻青磁皿



『染付』 (そめつけ)古伊万里などが代表的です。
     釉薬をかけるまえに、酸化コバルトが主成分の、
     呉須(ごす)というものを絵の具にして絵を描きます。

sometuke.jpg

林京子 染め付け小皿・そば猪口



『赤絵』 (あかえ) 表面に赤い絵が描かれたやきものです。
     本焼きという、焼けた状態の焼き物に、
     ベンガラという、酸化鉄を絵の具に描いて、
     もう一度、800度という、少し低い温度で焼き付けます。
     上絵と言われる物の内の一つです。

akae.jpg

藤田佳三 赤絵マルチカップ



『粉引き』(こひき、こびき)素地の上、釉薬の下に、
     白い化粧土をかけられた、焼き物。
     使うことで、変化するのを、楽しめるやきものです。

mt6.jpg

光藤佐 粉引きボウル



『刷毛目』(はけめ)粉引きは全面に白化粧されますが、
     刷毛目は刷毛で引かれた白化粧土の勢いが見所です。
     粉引きなどと同じに朝鮮半島から伝わったやきものです。

hakeme.jpg

藤田佳三 刷毛目8寸皿




『伊羅保』(いらぼ)表面にざらざらした釉薬がかかり、そのタッチから、
     いらぼと名付けられたとも、言われています。
     使うほどに落ち着いた良い表情に変わる、やきものです。

irabo.jpg

光藤佐 伊羅保碗


思いついたところを並べてみました。
少しずつ足して行く予定です。
ご質問など、どんどんお寄せ下さい。

                 閑庵
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