うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

芯まで良く焼けて美味しそう

美味しそうな器展がはじまりました。
「うつわは美味しそうでなければ」という、
甘庵好みのうつわ基準でセレクトして、
並べてみました。
甘庵の頭の中にはそれぞれに「うつわ話」があるので、
ブログでご紹介してみます。

今日は久保田信一さんの見込みに少し深みのある、
鉄化粧平皿のうつわ話をご紹介します。

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久保田信一 鉄化粧平皿 3,024円
灰釉 径17cmH4cm


まずはよく見てみましょう。
縁の黒茶が流れ滲んで見込みに落ちていっています。
そこからは濃い緑の釉調の中に、
滲んだ茶の点文が見えます。

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これらの黒茶、緑、茶は、
元はどれも鉄による発色です。
鉄で調整した絵の具で、
器裏から縁までベタ下地を施し、
見込みに文様として点文を描き、
その上に灰釉を施してあります。

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ヤキモノの下絵の多くは、
描いた文様がそのまま見えるように、
計算して釉薬を施し焼成しますが、
この皿は窯の中の炎の力で文様を完成させています。

窯の中の温度が上がり釉薬が溶けていき、
それは鉄の融点を超える温度なので、
下地の鉄絵の具も溶けて釉の中に滲み出していきます。
また鉄分の多い素地からも鉄分が滲みだして、
鉄絵の具や釉に混ざり合っていきます。

この温度は土には限界に近い温度で、
歪みや溶けすぎなどによる欠品の率が高くなります。
そのために炎を読んでコントロールすることが必要です。
こうして芯まで焼き上げたうつわは丈夫で扱いやすく、
そして心地よく明快に「美味しそうに」焼けていています。
甘庵は芯まで良く焼けた器が好きです。

                 甘庵


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本日限定サービス品はゆらゆらする杯です

荻窪銀花感謝祭最終日になりました。
店舗は明日から片づけのお休みになりますが、
WEBでは8/11金まで承ります。
常設品は全て10%割引です。
さらにお得な20%から50%引きのお買い得品もたくさんあります。
そして日替わりで限定のご奉仕品をご提供しています。
今日8/7月の限定品サービス品は、
野波実さんのゆらゆらする白磁のカップを定価から20%引きいたします。

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野波実 白磁傾げカップ小ゆらゆら 2,400円
径7cmH8cm
8/67月限定で20%引きの1,980円になります。


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このカップ遊び心満載の馬上杯仕立てのぐい呑みサイズです。
まず傾いています。
高坏型の高め高台部分を書き取り、
1点と半円の足で斜めに立つように仕立てあります。
なおかつ半円部分は一カ所が接するために、
置いたときやさわるとゆらゆらを揺れます。

16_open_1049_20170807110759077.jpg

ただ揺れますが倒れません。
スインググラスの馬上杯版といったところです。

16_open_1050_20170807110800b8c.jpg

並べたときに既にここの杯が、
それぞれの方向に傾いていて、
なんとも可愛い奴らになっています。

細かいことなど気にせず盃を傾けるのを、
野波さんは狙ってつくられたのではないかと、
甘庵は想像して楽しんでおります。

              甘庵


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本日限定サービス品は使い勝手抜群の五寸皿

荻窪銀花は感謝祭開催中で、
常設品は全て10%割引です。
さらにお得な20%から50%引きのお買い得品もたくさんあります。
そして日替わりで限定のご奉仕品をご提供しています。
今日8/5土から8/7月の限定品サービス品は、
久保田信一さんの灰釉二彩白土小皿を定価から20%引きいたします。

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久保田信一 灰釉二彩(白土)小皿 2,592円
径15.5cmH3.5cm
8/4金から8/6日の限定で20%引きの2,073円になります。


二彩と名付けられているのは、
両端から鉄絵の具と施した部分が灰釉に溶け出して、
茶から緑の濃淡を見せ、
素地のままの部分が白地になる絵柄からです。

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器好きからのこの器の見所としては、
鉄絵の具が高温焼成で灰釉に溶け出し、
一つずつ異なる動きのあるグラデーションです。

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鉄は釉薬の中の濃度を酸化炎還元炎の窯の雰囲気で、
黒、茶、緑、黄色などの変化を見せます。
シンプルな絵付けから生まれる、
ダイナミックな表情が魅力でありながらも、
料理を邪魔することなく、
美味しそうに盛り映えする力を発揮します。

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丈夫に縁を厚めに形作り、
緩やかなカーブで程よい深さのある見込みは、
五寸皿としては驚くほどの、
盛りつけの巾を持たせています。

             甘庵


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