うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

アワと素地

荒川尚也さんの個展は毎年催させてもらっっていて、
ブロクがはじまってからも、
その度ごとの、熱く語ってしまっているので、
重なった内容になりますが、
今日は荒川さんの器の魅力の根源に関わるお話です。

arakawa826.jpg

荒川さんのガラスの器の特徴として、
アワが奇麗な器と認識されているかたが多いと思います。

arakawa068.jpg

その通りなのですが、
そのアワが奇麗に煌めくのは、
まずは、澄んだ素地が奇麗だからです。

現在のアワには、細かな銀河のようなタイプと、
点々とリズムが聞こえそうなアワがあります。

arakawa845.jpg

細かい泡は、デザインを計画的に素地の中に、
発泡薬品を問い込めて、高温なガラス素地で発泡させています。

arakawa844.jpg

点々のほうは、当初は刃の間の大きなのこぎりの上に、
柔らかな素地を転がして凹ませたところに、
溶けたガラスを重ねて(着せて)閉じ込めた空気の泡です。

静と動。
華やかと侘び。
加えると省く。
対局するイメージがそれぞれにわきますが、
ガラスの器として使いやすく、楽しい、
盛り映えのする器に、それぞれの個性で出来上がっているのは、
魅力的あ素地があってこそと、
そう思っています。

            甘庵

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ガラスの器で注ぐ

片口やピチャーなど注ぐ器は、
注ぎ口があることで左右非対称形になって、
フォルムがちょっとユーモラスになったり、
親しみがわく形になり、
器として人気のあります。

arakawa992.jpg
カタクチ 6300円
W14cm D11.5cm 高さ8.5cm

荒川さんの注ぐ器は、
澄んだ素地に施されたアワが清涼感たっぷりで、
注ぐことが涼しげに感じるので、
夏の器として出番が高いですね。

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冷酒、麺類のつゆ、ドレッシングなど、
きりりと冷えた液体をそそぐだけで、
ごちそうになりますね。

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ピチャー 小 4410円
W11.5cm D7cm 高さ13cm
ピチャー 中 5880円
W14cm D8cm 高さ15.5cm
ピチャー 大 7350円
W13.5cm D9cm 高さ19cm

背の高い姿のピチャーは、
気軽なワインのデキャンタとしても、
花入れとしてもおすすめできます。

arakawa989.jpg

注ぐ液体の入ったところでは、
色が変わるだけでなく、
光の屈折が違うためにみえる、
煌めきが楽しめます。

              甘庵


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氷柱のような花器

梅雨の終わりに近づいているのに、
まだまだ集中豪雨などの情報が入ってきます。
油断出来ませんね。

今日の荻窪は午前中に雨音の激しく聞こえるほど降りましたが、
今は薄日が差していて、しっかり蒸し風呂です。

こんな日本の夏なので、
今日は涼しげな画像が先にありきでお話します。

arakawa979.jpg
左:みぞれ花器 9450円
W12cm D7cm 高さ16.5cm
右:オーバルの花器 クラック無し12600円
W10.5cm D8cm 高さ22.5cm

甘庵が子供の頃には、
飲食店などでも、まだまだクーラーが完備されていなくて、
入り口がすだれや縄のれんみたいな物にして風通しを良くしたり、
目に涼しいもので、涼しさを気持ちで補うことが多かったですね。

arakawa976.jpg
オーバルの花器 クラック無 31500円
W20cm D10cm 高さ22.5cm
手持ちがかなり重量感のある花器です

そんな中で、確かに涼しいと感じたものに、
氷柱がありました。
子供心には、とても大きな氷の固まりが、
どーんと立っていて、透明でアワが真ん中あたりに入っていて、
そばにいるだけでひんやりしたのですが、
ついつい手をたして、冷えてしびれるまで触っていて、
おこられた物です。

荒川尚也さんのこれらの花器を見て、
すぐにその氷柱を連想してしまいました。
この花器に水を入れると、
本当に氷の固まりのように見えてきます。
もういかにも涼しげな夏の花器ですね。

                甘庵

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